2015年2月28日土曜日

1787年(天明7年)4月7日~5月16日 ベートーヴェン、ウィーン到着 フランスの財務長官カロンヌ罷免(後任はブリエンヌ) 家斉(15歳)の11代将軍宣下 モーツアルト弦楽五重奏曲第2、3番(「モーツアルトのかなしさは疾走する」小林秀雄) 大坂に天明の打壊し  【モーツアルト31歳】

カワヅザクラ 2015-02-27 北の丸公園
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1787年(天明7年)
4月7日
・ベートーヴェン(17)、ウィーン到着。
20日、母重体の報せを受けボンへ向かう。
25日ミュンヘン着。

ベートーヴェンのこの2週間の滞在中に、おそらくモーツアルトの住居<フィガロハウス>で2人は会ったものと推測される。
オットー・ヤーン『モーツアルト伝』が伝えるその様子によると・・・
ウィーンにやってきたベートーヴェンはモーツァルトに紹介され、彼に促されてなにかを弾いた。ところがモーツァルトはそれが暗記でもして覚えた披露用の曲と思って、かなり冷淡なほめかたをした。それに気づいたベートーヴェンは、モーツアルトに乞うて即興用の主題を一つ出してくれるように言い、興が乗る時いつもそうだったように素晴らしい弾奏をしたが、とりわけ自分が尊敬してやまない巨匠の前だっただけに、それだけいっそう熱がこもるのであった。こうした没頭ぶりを見たモーツアルトは大いに注意をそそられ、かつ強い関心を抱いて、控えの間に坐っている友人たちのところに足音をしのばせて行き、声をはずませて言った。「彼に注目していたまえ、いつか世間をさわがせることだろう!」
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4月8日
・フランス、財務総監(長官)カロンヌ罷免。
2月22日、特権身分への課税(特権身分の免税を廃止して課税の平等を実現)を求める財政改革案、名士会で否決。
後任は、王妃が指名するトゥールーズ大司教ロメニ・ドゥ・ブリエンヌ(のち枢機卿)。

ブリエンヌの改革案:
当座の破産回避のため名士会・高等法院より終身年金6700万リーヴル借入承認を得る。ブリエンヌの改革案はカロンヌの提案と同一路線にあり更に一貫性をもつもの。
①特権階級・ブルジョア階級の団結を破るため、第3身分が貴族・僧侶身分と同数の代表者を持つ地方議会創設。
②新教徒に公民権を与え、賦役を金納制にかえる。
③貴族・僧侶への不動産課税を主張 ⇒ 名士会の反撥

ラファイェットは、ブリエンヌ登用は危機解決に役立たないと考え、1614年以来開かれていない全国三部会召集を要求。
一方、名士たちは、カロンヌ案を基本的に踏襲するブリエンヌの改革案に反対し、ラファイエットの提案を繰り返し、「国民の真の代表 - すなわち全国三部会 ー のみ」が新税に同意する権利を持つ、と宣言。
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4月15日
・徳川家斉(15)、第11代征夷大将軍に任ぜられる。
世子家斉が家治の後を継いだのは前年(天明6年)11月1日で、この日は将軍宣下の式。
家斉は田沼意次に擁立されており、自分のために暗殺されたとの噂のある家基および「心願」を果たせなかった意次のたたりを恐れ、のちに壮麗な感応寺を建立して家基の霊をまつり、また意次にはその二男意正(おきまさ)を幕閣に復帰させることで、それぞれ償いを果たす。
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4月19日
・モーツアルト、弦楽五重奏曲第2番ハ長調 (K515)作曲。モーツアルトの器楽曲中で最大規模(1149小節)。
(14年前の第1番K.174の後、突然3曲の弦楽五重奏曲K.515、516、406 を相次いで作り予約販売計画。パート譜が18フローリアンという新聞広告が出るが、予約者はほとんどなく、出版を2年後に延ばす広告を出す。 結局、K.515は1789年、K.516は1790年、K.406は1792年にアルタリア社から出版)
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4月24日
・モーツアルト、市内から郊外ラント通り224番地に転居。
二重カノン「ああ!私たちの人生はあんまり短くって」(K.228(515b))を作曲。
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5月1日
・田沼派の御側申次横田準松、3千石加増され合計9,500石となる。
「日増其勢ひ強き事、飛島も落る気色、諸人羨思ふ」(大田南畝「一話一言補遺」)。
しかし、この月29日、御側申次を解任される。
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5月10日
・~12日、大坂に天明の打壊し始まる。町人10余人、問屋200余打壊す。同時に、京都・奈良・伏見・堺・山田・甲府・駿河・広島、他中国・九州に広がる。

天明6年7月の大水害以来、米価・諸物価は騰貴の一途をたどり、翌7年5月、京坂では平素、米1石50-60匁で買えたものが250匁、江戸では1両に1石以上もあったのが1斗6、7升に暴騰した。小売りも江戸では銭100文で1升以上も買えたのが、せいぜい3合どまりにすぎなくなった。燈油も1合16文という高値をよび、味噌・塩・豆腐・紙・綿・大豆・麦・乾物類・野菜類などの必需品も軒なみにはねあがった。

家産のある町人でも麦を食べ、粥をすする状態のなかで、まっさきに困窮のどん底につき落とされたのは極貧層の人々。飢えに迫られて両国橋の上から6歳と3歳の子を縄でしぼって水中に落とし、あとを追って親もとびこんだというような悲惨な親子心中の話も、あちこちできかれた。

貧民たちは連日、町奉行所に押しかけ、商人の隠匿米を摘発し、安売りするように要求した。さらに、消極的な家持・家主らをつきあげて町名主とともに奉行所に訴願させた。
ところが月番の北町奉行曲淵(まがりぶち)甲斐守景漸(かげつぐ)は、かつては名奉行の名をとった能吏であったが、事態の急迫にすっかり動転し、うっかり「町人の分際で米ばかりを食べるのは不心得だ。食べられるものはなんでも食べよ」と放言し、猫でも食えといわぬばかりの態度をとったから、民衆はいきりたった。

一方、大坂でも安永9年(1780)以来の連続的な凶作や、天明6年春の畿内・中国・九州辺の洪水などによって米の入荷が減少し、米価・諸物価は騰貴した。
これらに加えて同年12月、7年6月の2回にわたって御用金が課せられたうえ、さらに二朱判の通用停止の噂も流れて人心がひどく動揺した。
商人の市場操作もはたらいて、7年4月末の大坂米在庫量は42万4千俵と、正月の半分以下に激減し、このままだと7月にならないうちに、大坂市中には一粒の米もなくなるだろうといわれた。

こうした世情のうちに、ついに5月11日夜、天満伊勢町の茶屋吉右衛門の屋敷が打ち毀されたのを発端として、翌日には市中各所に米騒動がおこり、被害者は200軒に達した。
大坂だけではなく、同月中に長崎・博多・広島・堺・奈良・福井・甲府・駿府など、記録に明らかなだけでも全国32都市にあいついで打ち毀しがおこった。
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5月10日
・イギリス議会、総督在任中の苛政と腐敗の責任を問う元ベンガル総督へースティングス弾劾動議が成立。
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5月16日
・モーツアルト、弦楽五重奏曲第3番ト短調 (K516)。
第1楽章第1主題「走る悲しみ」(アンリ・ゲオン「モーツアルトとの散歩」)。
「モーツアルトのかなしさは疾走する」(小林秀雄「モオツアルト」)。
「心をえぐる深い悲しみの表現」(井上太郎)。
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Dancer from the Moulin Rouge, 1926. — ClassicPics

今シーズンのイチロー いつにも増して目が話せない 今週24日、新天地マーリンズでキャンプイン (ツイッター写真 『朝日新聞』) 「マーリンズはちょっと親切すぎるほど。」 「みんな僕を高齢者扱いするけど、若い連中に囲まれて、自分ではすごく若く感じてる。」






『朝日新聞』2015-02-25 

 『朝日新聞』2015-02-25夕刊 

                        『朝日新聞』2015-02-25



岐阜県美濃加茂市でヤギを盗んで食べたベトナム国籍の男2人に対し、岐阜地裁は27日、懲役2年執行猶予3年(求刑懲役2年)の判決を言い渡す。 / 「生活苦 ヤギ盗み食べた 借金して来日 毎日20時間勤務、逃走」(『朝日新聞』2月21日) ← 「オ・モ・テ・ナ・シ」の国ニッポン!



2月28日、3月1日 おぢや(小千谷)風船一揆 (ツイッター写真) メーン行事の競技フライトには県内外の熱気球愛好家35チームが参加






28日午前、与那嶺幸人今帰仁村長ら一行が米軍キャンプ・シュワブゲート前に駆け付けた。今帰仁産のスイカやタンカンを差し入れ、拍手で迎えられた。与那嶺村長は「みなさんと連携して頑張っていきたい」と市民らを激励。— 琉球新報辺野古問題取材班

米ワシントン州~加ブリティッシュコロンビア州の空に出現した穴あき雲 : 過冷却状態にあった雲の1点が凍結して生じた氷晶が落下することで穴が開く

東電福島第一原発の汚染水放出 : 全漁連「重大な裏切り行為」=汚染水流出で東電に抗議 (時事) / 東電汚染水漏洩問題、経産相「少しうかつだった」 (朝日新聞) ← 少し? うかつ?

時事ドットコム
全漁連「重大な裏切り行為」=汚染水流出で東電に抗議

 東京電力福島第1原発の排水路から放射能汚染水が外洋に流出した問題で、全国漁業協同組合連合会(JF全漁連)の岸宏会長が27日、東京電力本店を訪れ、広瀬直己社長に直接抗議した。岸会長は、東電側の公表が遅れたことについて「全国の漁業者、国民への重大な裏切り行為だ。東電に対する信頼は全て失われた」と不快感をあらわにし、説明責任を果たすよう求める申し入れ書を手渡した。

 広瀬社長は、昨年4月に汚染水流出を把握していたものの公表が遅れたことを踏まえ、「隠すつもりはなかったが、ご心配、ご迷惑をおかけしたことを深くおわび申し上げる」と陳謝した。
 福島県漁業協同組合連合会の野崎哲会長も「福島県の漁業者との信頼関係を取り戻していただけるようお願いしたい」と要請。広瀬社長は「何度も同じ話をして恐縮だが、二度とこうしたことを起こさないように徹底したい」と頭を下げた。(2015/02/27-12:17)

朝日新聞
東電汚染水漏洩問題、経産相「少しうかつだった」
2015年2月27日12時56分

 東京電力福島第一原発から港湾外の海に汚染水が漏れていたことを東電が公表していなかった問題で、宮沢洋一経済産業相は27日の閣議後の記者会見で、「大変遺憾なことだと思う。(政府も)少しうかつだったところがある」と述べた。政府の責任として、対応の遅れを認めた。

 宮沢氏は、問題となった「K排水路」の放射性物質の濃度が高いことは昨年2月に把握していたが、「昨年12月まで(東電から)何の報告もなかったため、順調にいっていると思っていた」と釈明した。ただ、経産省も東電に経過報告を求めていなかったことを明らかにし、「港湾外に出る排水路については、もう少し注意をしなければいけなかった」と語った。

 「汚染水の影響は完全にブロックされている」という政府の見解については、港湾外の放射性物質の濃度が低いことを理由に、「認識は変わりない」とした。

『朝日新聞』2015-02-26



【炉心溶融「あ、書かれる」】 政府事故調調書 新たに14人分公開 : 根井審議官「寺坂院長から呼ばれて『官邸から、中村審議官を記者会見から外すように言われたので、申し訳ないが、その旨根井君から言ってくれないか』と言われ伝えた」東京2/27


福島原発事故:政府事故調の調書、新たに14人分を公開
毎日新聞 2015年02月27日 11時07分


曽野綾子アパルトヘイト容認コラム : 差別発言 キャラで免責 「あの人だから」目をつぶるメディア (斉藤環 『朝日新聞』2015-02-24) ← う~ん、これだけかなァ。 

『朝日新聞』2015-02-24

【17分の7】政治とカネで辞職の閣僚、4割が安倍内閣…安倍政権下で辞職した7人の大臣をまとめてみた(NAVERまとめ) : 「17分の7」、過去30年間で「政治とカネ」問題によって辞任した閣僚17名のうち、安倍内閣の閣僚が占める割合 第一次政権を含めた安倍政権において、「政治とカネ」問題によって辞任した閣僚7名についてまとめてみました。

NAVERまとめ
【17分の7】政治とカネで辞職の閣僚、4割が安倍内閣…安倍政権下で辞職した7人の大臣をまとめてみた
「17分の7」という数字。百分率に直すとおよそ41.2%ということになるが、これは過去30年間で「政治とカネ」問題によって辞任した閣僚17名のうち、安倍内閣の閣僚が占める割合のことを示します。第一次政権を含めた安倍政権において、「政治とカネ」問題によって辞任した閣僚7名についてまとめてみました。 更新日: 2015年02月26日




望月環境相、上川法相の政党支部が鈴与から献金を受けていた問題で、両氏は27日午前の衆院予算委員会で、「補助金の交付決定を受けていることは知らなかった」と述べ、違法性は無いとの認識を示した。 



生き物に異変!原発事故の「不都合な真実」 無視できない変化が起きている (塩田春香 東洋経済) : 『原発事故で、生きものたちに何がおこったか。』永幡 嘉之 (著, 写真)


東洋経済
生き物に異変!原発事故の「不都合な真実」
無視できない変化が起きている
塩田 春香 :HONZ 2015年02月28日

数日前、庭木の枝に小さな鳥の巣を見つけた。お椀型の巣は空っぽで、内側をシュロなどの繊維、外側はコケや地衣類で覆われ、クモの巣で枝に接着されている。

「メジロかな?」

かわらしい緑色の小鳥の姿を思い浮かべて笑顔になりかけたとき、不安に襲われた。コケや地衣類は放射能に汚染されやすいと聞くが、それを巣材に使った小鳥は、どうなってしまうのだろう?

ある写真家がみた原発事故

そんな疑問をもったとき、書店で見かけたのが本書『原発事故で、生きものたちに何がおこったか。』永幡 嘉之 (著・写真)である。子ども向けの写真絵本だが、解説もしっかりとしていて、読みごたえがある。著者は山形県在住の写真家で、原発事故で被害を受けた福島県の阿武隈山地にも昆虫調査で足を運んでいた。

本書のタイトルを見てまず想像したのは、「放射線を浴びた生物に奇形や生殖能力への影響が出たことがショッキングな写真でたくさん紹介されている」……というものだったが、違った。

“テレビ局の記者から、「角のまがったカブトムシが見つかっています。これは放射線の影響ですよね」という質問を受けたことがありました。脱皮したばかりの昆虫は体がやわらかく、何かがふれただけで形がゆがんでしまいますから、ふつうにおこることなのですが、事故の直後は、何でも放射線の影響ではないかとうたがう空気がありました。”

あおることなく、淡々と、冷静に、原発事故後に起きた自然環境の変化が写真とともに解説される。

本を開いて最初に目に飛び込んでくるのは、「春うららか」という言葉がぴったりな、里山の写真。新緑のさえずりが聞こえてきそうだ。だが、これが原発事故の被害を受けた地域であることを知れば、受け止め方は一変する。――こんなに美しい場所を、わたしたち人間は汚してしまった。

(略)

行間からにじみ出るような、静かな怒り。事故後、まだ人間が最優先だったときにチョウを採集してまわった研究者を、白い目で見ていた人もいたかもしれない。だが、それは研究者としてするべき使命だった。同じように、これからを生きていかなければならない子どもたちに向けて、「自分で考える」本書を送り出すことも、著者にとっては写真家としての使命だったのだろう。

春が、永遠に春であるために

農薬汚染を告発したレイチェル・カーソンの名著『沈黙の春』に、こんな記述がある。

“春がきたが、沈黙の春だった。いつもだったらコマドリ、スグロマネシツグミ、ハト、カケス、ミソサザイの鳴き声で春の夜は明ける。そのほかいろんな鳥の鳴き声がひびきわたる。だが、いまはもの音一つしない。草原、森、沼地――みんな黙りこくっている。”


原発事故で汚染された地域には、ずっとにぎやかな春が来てくれるだろうか。そのために、わたしには何ができるのだろう。

キーボードを打つ手を止めて、机の上に転がっている小鳥の巣を眺めながら、ふと思い出した言葉がある。

“Today Birds,Tomorrow Men(今日の鳥は、明日の人間)”

原発事故で、生きものたちに何がおこったか。
原発事故で、生きものたちに何がおこったか。




2015年2月27日金曜日

東京 北の丸公園 晴天 カワヅザクラ カンザクラ ウメ そろい踏み 2015-02-27

【最新は3月5日 ↓ 】

2月27日
久しぶりの晴天。これも明日までで、来週はずっと天候不順らしい。

お昼休み、北の丸公園のカワヅザクラ、カンザクラ、ウメを観て廻った。

非常にグゥなんだけど、メジロが見当たらない。
きっと、ヒヨドリにイジワルされてんだな。

こんど、おっちゃんがチャンと怒っといたるさかい、ちょっとの間だけシンボしとき。

▼カワヅザクラ



▼カンザクラ


▼ウメ



東京 江戸城(皇居)東御苑 カワヅザクラ ツバキカンザクラ リュウキュウカンヒザクラ 梅林坂のウメ 2015-03-04

東京 北の丸公園 サンシュユ カンヒザクラ カワヅザクラ マンサク トサミズキ ウメ 2015-03-05





承徳3/康和元年(1099) 京畿の大地震(康和地震 南海地震) 平時範の日記『時範記』に見る受領の任国(因幡)への旅 関白内大臣藤原師通(38)没 権大納言左大将藤原忠実(22)への内覧宣下 第1回十字軍のエルサレム占領、エルサレム王国(1099~1187)       

カワヅザクラ 2015-02-27 北の丸公園
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承徳3/康和元年(1099)
この年
・藤原清衛、本拠を安倍氏の旧跡衣川に近い平泉に移す。
「清衡、継父武貞卒去の後、奥六郡を伝領し、去る康保年中、江刺郡豊田舘を岩井郡平泉に移し宿館となし」(「吾妻鏡」)。
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・ボードワン1世(ゴドフロワ弟、ブローニュ伯、エルサレム王在位1100~1118)、十字軍から離れ領土漁りをしてエデッサ伯領(1099~1146)創設。
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・ロードス島のヴェネツィア艦隊(200隻、「十字軍艦隊」)、エーゲ海のピサ艦隊を撃滅。
勝利後、ヤッファ(現在のテル・アビブ)へ出航し、ヤッファ攻撃に参加、更に、ハイファ攻撃にも参加。戦線参加の代償として、「全パレスティナでのヴェネツィア商業の完全な自由」獲得。先発のライバル、ジェノヴァ・ピサと並ぶ。
ヴェネツィア艦隊はロードス島で、ピサ艦隊の出撃を待機、ピサ艦隊がエーゲ海に集結との情報をうけエーゲ海へ出撃。
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・アキテーヌ公ギョーム10世、誕生(ギョーム・ド・ポワティエ、1099~1137、ギョーム9世長男、アリエノール 。父)
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・ジェノヴァ、コンスル制成立。
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・モデナ大聖堂建設開始(建設期間1099~1184)。
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・暗殺教団(シーア派、イスマーイール派の分派)、シリアに地歩を築く。
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1月3日
・仁和寺宮覚行、初めて法親王となる。
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1月3日
・越前守藤原家保、勧賞により正五位下に叙任。
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1月6日
・ハインリヒ5世(18)、アーヘンで共同国王に即位(位1106~1125)。
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1月13日
・第1回十字軍、アンティオキア出発。
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1月24日
・京畿の大地震(康和地震 南海地震)。
興福寺西金堂・塔が破損。大門と回廊が倒壊。摂津天王寺回廊倒壊。土佐田千余町が海没。木曽川下流鹿取・野代が空変海塵と化す。数十年後陸地となる。
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2月
・この月、因幡守として任国に赴任した、関白藤原師通の家司平時範の日記『時範記』に見る受領の任国への旅。

時範は、前年の承徳2(1098)年7月7日、因幡守に任命される。
受領は、任命されると、赴任にあたって天皇に対して「罷申(まかりもうし)」という挨拶の儀を行う。
さらに摂関・大臣・公卿に寵申をする。餞別として馬を与えられることが多い。こうした挨拶まわりをすませて、吉日をえらんで任国へ下向。

2月8日、堀河天皇・中宮篤子内親王・関白藤原師通へ「罷申の儀」で赴任の挨拶。
2月9日、出発に際し、「出門の儀」を行う。山城介宅で、陰陽師が「反閇の儀」を行い道中の安全を祈り、その後出門している(実資の養子資頼の場合と同じ)。
道中の行列は、神宝(じんぽう)-主だった従者-お供の人々-時範-武士、という順に続き、七条大路で衣冠から旅装束の布衣に着替える「進発の儀」を行う。この日は山崎で宿泊、石清水八幡宮別当のもてなしをうける。

2月10日に摂津国武庫郡の河面御牧(かわものみまき)、2月11日に播磨国の明石駅家(あかしのうまや)、2月12日に播磨国の高草駅家、2月13日に播磨国の佐余(さよ、佐用)を経て、2月14日に美作国の境根の仮屋に到着。翌日の入用に向けて、因幡国の在庁官人たちに使者を派遣する。
2月15日朝6時に国境の鹿跡御坂(ししどのみさか、志戸坂峠)において、「境迎(さかむかえ)の儀」で、因幡国の在庁官人たちと初対面の儀式を行う。この儀式は、時範が峰の頂上に立ち、因幡国側にいる在庁官人たちが一人ずつ名乗りをあげるというもの。10時に智頭郡の駅家に着き、日没頃、因幡国惣社西にある仮屋に到着。
夜8時、惣社の西舎殿において、国守の赴任を伝える。

早朝、束帯、帯剣にて鹿跡御坂に向かい、峠の手前で下馬し、歩いて峠の頂上に立ち西面(さいめん)する。反対側の峠の下には在庁官人が南面して列立している。用意してきた神宝がまず因幡国に入り、ついで時範が国に入り、官人がひとりひとり自己紹介をして、時範もおじきをする。この境迎は国により違いがあるようで「士風」(国ごとの習慣)に従うとされている。
再び馬にのり、智頭(ちず)郡衙をへて夕暮れ時に同幡国庁(岩美郡国府町)そばの惣社の西の仮屋に着く。
ついで政始(まつごとはじめ)の儀が始まる。束帯に服をあらためて惣社西舎につき、まず自身の任符(にんぷ、国守の赴任を伝える太政官符)を税所に給い、つぎに初の文書発給の請印を行ない、つぎに正倉(しようそう)の鑰(かぎ)が時範の前に置かれる。印と鑰は、文書発給と正倉管理の権限であり、奈良時代以来国司の権限の象徴であった。『朝野群載』「国務条々の事」にも、「印鑰(いんやく)を受領する事」という項目をたて、前司が次官以下目(さかん)以上一両人を差し遣(つかわ)して印鑰を渡すとしている。

この日の夜から国府で宴会となる。新任国司をもてなす儀礼であり、「三日厨(みつかくりや)」といわれ、3晩続くのが仰例だが、時範はあらかじめ命じて、2日目、3日日はやめさせた。
26日には神拝(しんぱい)の儀を行なう。遠くの神社には幣帛(へいはく)・神宝(じんぽう)を発遣し、惣社と宇倍宮(因幡国一宮)にはみずから参拝し、幣帛と神宝(京からもってきた)を奉り、ほかの神社にも参拝する。

3月2日、初めて国務を行なう。
まず三献(さんこん)の儀のあと、諸郡の神社の修理を命ずる国符、池や溝の修理を命ずる国符を作り、国印をおす。また調所(ずしよ)・出納(しゆつのう)所が済物解文(さいもつげぶみ、税物納入状況の報告)を申上し、それを読んで返抄(領収証)を発行し、案主(あんじゆ)所と税所から上(たてまつ)られた吉書(きつしよ)にも捺印する。

この頃(院政期)には、既に支配の実権は在庁官人にうつり、受領の時範は3月27日には国府を発ち帰京の途につく。任国滞在は僅か1月余。
この頃の国務はほぼ儀礼的なものであるが、摂関期にはもっと実質的なものであったと推測される。

受領は数10人の子弟郎等を率いて任国に下向し、印鑰を前司から受領して支配権をひきつぎ、郎等を各「所」目代に任じて、所からの文書を処理して所を掌握するのが政始の儀の意味であった。
この時、重要なのは諸社神拝である。国司神拝は、国司が京から神宝を用意しておき、諸社を巡拝して奉献する。時範のように初任時に一括して形式的に神拝するのは、のちの姿と思われるが、国司神拝は、受領の任国支配の正当性を示す儀礼である。
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2月14日
・フランク軍、トリポリ公国第2の都市アルカを包囲。攻略できず5月13日に撤兵。
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3月22日
・地震あり。(後二条師通記)
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3月26日
・権大納言藤原家忠の子元服。若狭守藤原敦兼参加。
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4月30日
・ローマ公会議。教皇、高位聖職叙任を受けた俗人を破門。
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5月12日
・康和の荘園整理令。荘園新設を禁止。
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6月7日
・第1回十字軍、エルサレム目前に到着。エジプト・ファティマ朝総督イフティカール守備。十字軍総勢:歩兵1万2千、騎士1200。
北側ヘロデ門(ノルマンディ候ロベール)。ダマスクス門(フランドル伯ロベール)。西側ヤッファ門(ロレーヌ候ゴドフロワ、南イタリア・タンクレード)。南側シオン門(トゥールーズ候レーモン)。
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中旬
・ジェノヴァの船、到着。攻城機作成資材・技術者、到着。移動櫓3基製作。
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6月28日
・関白内大臣藤原師通(38)、没。
8月28日権大納言左大将藤原忠実(22)、内覧宣下。
10月8日氏長者となる。翌年7月17日右大臣。

師通は直前まで日記『後二条師通記』を記して政務に精励していたから、文字通りの急死であった。朝廷は、延暦寺・日吉神社による呪詛の恐怖に震撼した。
また、このことが、延暦寺・興福寺による強訴が激発してゆく契機となった。
師通の後継者忠実はまだ22歳の若年で、大臣にも至っていなかったため、摂関家の勢力は失墜する。師通の死去が、白河院政確立への大きな一歩となった。

師通の死と義家・義綱の立場
師通の急死は、事件の発端を作った義綱を窮地に追い込んだ。
この年、義綱は美濃守の任期を満了したが、再び受領に就くことはなかった。彼を政治的に保護してきた摂関家が弱体化したことも、義綱の不遇の要因といえる。かつて義網は在位中の白河に近侍したし、娘を白河の皇女郁芳門院に女房として送り込んだこともあった。しかし郁芳門院はすでになく、白河と鋭く対立した師通の側近として活躍しただけに、師通が死去したからといって、白河に接近するのは困難であった。しかも、その白河には義綱と対立する義家が近侍していた。
この前年正月、義家はようやく陸奥守在任中の官物を完済、4月には正四位下に叙され、義綱を引き離し、父の位階に並んだ。10月には白河院から院御所における昇殿を許された。

義家は再度河内源氏の嫡男の座を奪い返した。
それは、師通の死去によって摂関政治が潰えて、院政が確正していったことと軌を一にする出来事であった。
しかし、白河院に接近した義家も、再度受領に任ぜられることはなく、前陸奥守のまま生涯を終える。その一因は、河内源氏のあとを託すべく嫡男と頼んだ義親の濫行にあった。義親をめぐる諸問題は、貴族たちの河内源氏に対する信掛を喪失させただけでなく、義家の後継者をめぐる凄惨な抗争を惹起し、河内源氏を無残な没落に追い込むことになる。
*
7月10日
・エル・シド・カンペアドル(1043?~1099、56)、バレンシアで没。
11世紀にムラービト朝を野戦で破った唯一のキリスト教徒指導者。戦略家、戦術家。バレンシアを占有、ムラービト朝の東部海岸北上・バルセローナやその先まの進出を防ぐ。
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7月15日
・第1回十字軍、エルサレムを占領、イスラム教徒・ユダヤ教徒7万を殺戮。エルサレム王国(1099~1187)。国王ロレーヌ候ゴドフロア。

十字軍の包囲・攻撃直前、ファーティマ朝エルサレム守備隊は市内の全キリスト教徒を城壁外に追放するが、聖ヨハネ病院関係者には残留を命じる。病院管理者・修道士ジェラール。表向きはイスラム教徒側に協力する一方、裏側では十字軍側に協力。エルサレムがキリスト教徒の手に渡ると、ゴドフロワ・ド・ブイヨンやエルサレム大司教から特権を与えられ、ジェラールは巡礼のルート上に病院を建設、その献身的な活動が評価され有名になる。後の聖ヨハネ騎士団。

フランク軍のサンジルは、エルサレム守備のファーティマ朝エジプト部隊に取引を提案。夜、約束どおりエジプト駐留軍はアスカロンの港へ出港。虐殺はそれから1週間にわたり続く。但し、エジプト軍が終結したアスカロンへもフランクの攻撃。エジプト軍は潰走。
フランクは東方教会派(ギリシャ、グルジア、アルメニア、コプト、シリアの各教会派)司教を追放。
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7月22日
・エルサレムの守護としてゴドフロア・ドゥ・ブイヨンが推される。事実上のエルサレム王国が成立。

第1回十字軍は聖地に至るまでに小アジア・シリアでエデッサ・アンティオキア・トリポリを占領、十字軍参加諸侯によって統治される。
このため諸侯は、エルサレム解放の熱意を失うが、ローマ教皇の命令で仕方なく聖地に向かう。従って、エルサレム略奪・虐殺が終わると、諸侯は、小アジア・シリアの自己の領地が気になり、エルサレムを下ローレーヌ公(ブラバン公)ゴドフロア=ドゥ=ブイヨンに托することに決め早ばやと引き上げる。
「聖墓の代理人」と名乗るゴドフロアの手許には、騎士数百人・兵数千人が残るのみ。海岸沿いに連なる諸都市を常に不安な状態に置くことになる。
また、十字軍が激しい虐殺を行ったため、エルサレム住民を逃亡させ、王国を常に人口不足の状態に置く。
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7月29日
・教皇ウルバヌス2世(57)、没(1042?~1099、位1088~1099、フランス出身)。世俗権との和解・妥協を拒否。
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8月12日
・第1回十字軍、エルサレム陥落後、アスカロン高地に到着したエジプト軍に勝利、帰国の途へ。
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8月13日
・教皇パスカリス2世(49)、即位(1050?~1118、位1099~1118、ラヴェンナ出身)。教皇ウルバヌス2世を踏襲。
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8月27日
・地震あり。河内小松寺の講堂倒壊。
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8月28日
・「康和」に改元。 地震により改元。
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9月21日
・地震あり。
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閏9月12日
・地震。18日にも。
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10月
・スルタン、アル・ハラウィ弟ムハンマド、バグダードを奪う。
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10月26日
・地震あり。
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11月21日
・ボーヴェー司教アンソー、没。聖職者は放蕩で身を持ち崩したガルランドのエティエンヌを後任に任命、フランス王フィリップ1世が支持。教皇が反対、ガロンを支持。フィリップ1世、これを拒否、フランスで叙任権闘争開始
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12月16日
・地震あり。19日にも。
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ヤジよりも遺憾なこと (日経BP 小田嶋 隆のア・ピース・オブ・警句) : 「いや、むしろ、お母さんに手紙を書くのが一番効果的なのかもしれない。  息子さんがネットで有害なページを見てますよ、とか。」

日経BP
小田嶋 隆のア・ピース・オブ・警句
ヤジよりも遺憾なこと
小田嶋 隆 2015年2月27日(金)

(前略、後略)

(やっぱり、だから、チクルようで気がひけるけど、晋ちゃんのお母さんに言わなきゃ。オダジマさんの意見に賛成。)

 いや、むしろ、お母さんに手紙を書くのが一番効果的なのかもしれない。

 息子さんがネットで有害なページを見てますよ、とか。

(文・イラスト/小田嶋 隆)

雨の物語/イルカ (Youtube)


雨の物語/イルカ






【コラム】憲法改正、地雷は9条以外の部分に埋められている (コラムニスト:Noah Smith Bloomberg) : 日本は極めて重大な歴史の岐路に立たされている。もっと自由主義的な社会になる可能性がある一方で、自由主義社会が大幅に後退する恐れもある。

Bloomberg
コラム】憲法改正、地雷は9条以外の部分に埋められている
【コラムニスト:Noah Smith】

(ブルームバーグ・ビュー):政府が自由と人権から距離を置こうとする憂慮すべき傾向が世界的に見られるが、残念なことに日本もこれに踊らされている。

安倍晋三首相率いる日本政府が推進してきた政策には、女性の活用拡大や外国人労働者の受け入れ増支持などリベラル(自由主義的)なものが含まれる。裁判員制度の導入など、日本社会は数十年前から全般的により自由主義的な方向に進んできた。しかし自民党の望み通りに憲法が改正されれば、これらのほとんどが意味を成さなくなる恐れがある。

自由民主党は英語でリベラル・デモクラティック・パーティーと表記されるが、これほど実態とかけ離れた党名も珍しい。わずかな期間を除いて戦後ほぼ一貫して政権を握っている同党のかなりの部分は、思想的にも、組織面でも、さらに遺伝子的にも軍国主義時代の政治階層を引き継いでいる。これらの勢力は一時期党内で少数派だったが、今では中心的な立場にあるようだ。

その自民党が今取り組んでいるのが、米国が起草した日本国憲法の改正だ。改正草案の内容を説明した冊子で自民党は「現行憲法の規定の中には、西欧の天賦人権説に基づいて規定されていると思われるものが散見されることから、こうした規定は改める必要があると考えました」と主張。草案では表現の自由について、「公益及び公の秩序を害することを目的とした活動を行い、並びにそれを目的として結社をすることは、認められない」という規定が加えられた。また信教の自由に関しては、いかなる宗教団体も「政治上の権力を行使してはならない」との一文が削除され、政教分離を事実上放棄している。

「公益及び公の秩序」

さらに心配なのは、改正草案が国民に新たに6つの「責務」を負わせていることだ。このうち1)「自由及び権利には責任及び義務が伴うことを自覚」しなければならない、2)常に「公益及び公の秩序に反してはならない」、3)緊急事態の宣言の効果について「何人も国あるいは公の機関の指示に従わなければならない」の3つは、明らかに反自由主義と独裁政治の方向への一歩と言える。
こうした概念は中国やロシアでなら場違いではないだろう。「緊急事態」に関する条項には、中東の独裁政権が使った弾圧の正当化と同じ響きがある。

残念なのは、この憲法改正草案の極めて反自由主義的な性質が概して見過ごされている点だ。特に欧米諸国の関心は1点に集中している。戦力の保持を認めないと明記している9条の改正しか、話題になっていない。

自民党がまとめた憲法改正草案が9条を変えるものであることは事実だ。9条の変更こそ、安倍首相が憲法改正を望む大きな理由であることも間違いない。しかし非武装の是非に焦点を絞るのは、事の本質を見失う危険をはらんでいる。

特定秘密保護法

9条の改正は妥当だ。日本にはすでに自衛隊という軍隊があり、現行9条の解釈があいまいなものになっている。改正しても劇的な変更はなさそうだ。憲法が改正されたからといって、日本が他国に攻め入るとは極めて考えにくい。日本が自国の軍隊を軍隊と呼んでも構わない。

だが軍の問題に関心が集中するあまり、特に欧米の関心が寄せられることで、国民の自由に対する深刻な打撃が見過ごされている。

日本国民は当然、反自由主義的な国での生活を望んでいない。安倍政権が成立させた「特定秘密保護法」には、80%以上が反対したとの報道がある。国民はまた、憲法改正への手続きを簡素化しようとする自民党の試みにも反発した。日本人は過去70年間享受してきた自由がたいそう気に入っている。その自由がそもそも外国によって押し付けられたものだとしてもだ。

ここで危険なのは、日本人がごまかされて自ら自由を手放すことだ。欧米ジャーナリストらと同様、日本国民も9条改正に気を取られ、人権を「責務」に置き換える部分を素通りしてしまう可能性がある。安倍政権が経済再生への最善の希望をもたらしている中で、野党の力が弱く、分裂状態でほとんど機能していない点もよくない影響を及ぼしている。

国境なき記者団

大事なのは、こうしたことすべてに過剰反応しないことだ。憲法も一枚の紙切れだ。日本の首相が反自由主義国家を作り上げたいのなら、それは1947年に米国が書いた憲法では止められない。実際、自民党の中の一部の改憲派メンバーらはすでに、憲法改正草案を日本の「本当の」法と認識しているかもしれない。また草案のすべてが反自由主義的というわけでもない。性別や人種、宗教の差別を禁じる条項は維持され、その範囲は障害者に広げられた。

それでも改正案には現実の危険が伴う。ひとつは自民党の狙いが実は、芳しくない景気と原発事故を契機に大きな声を上げ始めた市民社会の締め付けにあるのではないかという疑念だ。特定秘密保護法のほかにも、報道の自由に対する締め付けは憂慮すべき兆候だ。「国境なき記者団」がまとめた報道の自由ランキングで2010年に10位だった日本は、15年には61位に転落した。

トルコ、ハンガリー、中国

もう一つは、この草案の導入が国際関係を揺るがしかねないことだ。トルコやハンガリーで台頭しつつある反自由主義の民主主義を日本が選択した場合、アジアの中で抑圧的な中国に代わる存在としての日本の価値が下がりかねない。日米同盟の絆が弱まる恐れさえある。同盟の前提となっている共通の価値観が失われれば、反自由主義の中国と、総じて反自由主義的な日本の間で、米国は今よりも中立的な姿勢に傾くかもしれない。

こうなると9条だけ変更して、後は手を付けずに残すのが最善の解決策となろう。しかし政治的にそれは実現不可能だ。9条変更を可能にする措置が取られるならば、権威主義的な「責務」と人権軽視へのドアを開くことになる。現実的な最善策は、もともと欠陥のある憲法を書き直すこと自体を先送りし、政権に就いている人々が1940年代のような考え方をしない時代まで待つことだ。

日本は極めて重大な歴史の岐路に立たされている。もっと自由主義的な社会になる可能性がある一方で、自由主義社会が大幅に後退する恐れもある。前者を選ぶことが賢明であり、かつ倫理的な選択だ。

(スミス氏はブルームバーグ・ビューのコラムニストです。コラムの内容は同氏自身の見解です)
原題:Japan’s Constitution Change Is Dance With Autocracy(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ニューヨーク Noah Smith nsmith150@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先: James Greiff jgreiff@bloomberg.net 西前 明子
更新日時: 2015/02/24 13:27 JST

【全国の18きっぷ愛用者が泣いた訳】3/14、北陸新幹線開業と同時に約290kmの区間で「青春18きっぷ」が利用できなくなります。— Yahoo!地図

英ケンブリッジ公ウイリアム王子が27日、横浜市の英連邦戦死者墓地を訪れました。王子が捧げた花輪のメッセージです。「私たちの自由のために究極の犠牲を捧げた人たちを、決して忘れません」と。— BBC / 「英連邦横浜戦死者墓地」はどうして横浜につくられた?     




「荒川洋治・評 鶴見俊輔『鶴見俊輔全詩集』」『毎日新聞』2015年2月22日付 : 「ひとつの眞理の主張は/まちがいの/バックコーラスに/ささえられている」 思考を書く。のびのびと書く。— 氏家法雄 / 生身の詩に思索の残り香 (『朝日新聞』2015-02-24)  


『朝日新聞』2015-02-24



消費支出:5.1%減 10カ月連続、震災後を超える (毎日新聞) 

消費支出:5.1%減 10カ月連続、震災後を超える
毎日新聞 2015年02月27日 10時40分(最終更新 02月27日 13時26分)

 ◇1月の家計調査、1世帯(2人以上)当たり

 総務省が27日発表した1月の家計調査によると、1世帯(2人以上)当たりの消費支出は28万9847円となり、物価変動の影響を除いた実質で前年同月比5.1%減少した。下げ幅は昨年12月(3.4%の減少)よりも悪化し、昨年4月の消費増税や円安による消費低迷の影響が長引いている。前年同月を下回るのは10カ月連続で、東日本大震災の影響があった2011年3〜11月の9カ月連続を超えた

 全10項目のうち、「被服及び履物」は百貨店の初売り商戦などで冬物衣料が振るわず、前年同月比15.9%減となった。「教養娯楽」も、国内外のパック旅行費が落ち込むなどして同11.3%減、冷蔵庫などの「家具・家事用品」も同8.8%減、リフォームなどを含む「住居」も同8.1%減だった。「食料」も外食などが苦戦して同3.3%減となり、総じて節約志向が続いている。

 前月比でも0.3%減と、5カ月ぶりに減少に転じた。ただ、小幅にとどまったことから、総務省は「緩やかな回復に変化はない」として「このところ持ち直している」という基調判断を23カ月連続で据え置いた。

 消費税導入翌年の1990年1月は2.5%増、前回増税翌年の98年1月は4.0%減で、過去に比べても増税後の消費低迷が長引いている。【横山三加子】



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辺野古テント撤去、官房長官が総事局幹部に指示 | 沖縄タイムス+プラス : 菅義偉官房長官が国土交通省や沖縄総合事務局の幹部を首相官邸へ呼び…

防衛相「軍部独走の反省でない」 文官統制で (共同) : 中谷氏は、文官統制導入の理由や経緯について重ねて尋ねられると「私はその後生まれたのでよく分からない」と述べた。 ← メチャメチャなヤツだ! こいつ! 防衛相不適格! トンデモ発言の限界を超えている!

47ニュース
防衛相「軍部独走の反省でない」 文官統制で
政治 2015/02/27 11:37【共同通信】

中谷元防衛相は27日の閣議後記者会見で、防衛省設置法に「文官統制」が規定されたのは、戦時中の軍部独走の反省からか、との質問に「そういうふうには私は思わない」と述べた

中谷氏は、文官統制導入の理由や経緯について重ねて尋ねられると「私はその後生まれたのでよく分からない」と述べた

政府は、背広組防衛官僚が制服組自衛官をコントロールする「文官統制」制度を全廃する同省設置法改正案を3月上旬にも閣議決定する方針。万が一、制服組が暴走した際、背広組が阻止する機能が低下する懸念がある。


関連記事
中谷元防衛相は、防衛省の背広組が制服組よりも優位に立つとの解釈の根拠になってきた防衛省設置法12条を改正することについて、文民統制(シビリアンコントロール)の強化につながるとの認識を示した— ロイター ← こんなキベンを堂々とよく言えるな! 制服組の不満から出た法改正がどうして文民統制強化につながるというのか! 中谷のこの仏頂面が居直りキベンの雄弁な証拠じゃないか。


日銀の異次元緩和に対する疑念が高まる中、審議委員に誰を指名するかは安倍首相にとって重大な課題。今後重要なのは6月末で任期満了を迎える後任人事の選定⇒安倍首相、日銀内のリフレ派増員狙う — ウォール・ストリート・ジャーナル日本版

「特集ワイド:見過ごせない!安倍首相のヤジ」『毎日新聞』2015年2月26日付夕刊 : 国会に「ネトウヨ」的言論(安田浩一)マスコミよ、もっと怒れ(吉永みち子)昔なら内閣が吹っ飛んだ(森田実)

テレ朝 補助金交付企業から献金 望月・上川大臣も (02/27 05:50)

テレ朝
補助金交付企業から献金 望月・上川大臣も(02/27 05:50)

安倍内閣に「政治とカネ」の問題が広がっています。西川前農林水産大臣に続き、望月環境大臣と上川法務大臣も国から補助金を交付された企業から献金を受けていたことが分かりました。

政治資金収支報告書によりますと、望月大臣が代表を務める自民党の選挙区支部は、地元・静岡の企業からおととし12月に140万円の献金を受けていました。また、上川大臣の支部も同じ企業からおととし、毎月6万円の献金を受けていました。この企業は、2013年度に環境省から1億7200万円、国土交通省から4200万円の補助金を交付されていました。政治資金規正法では、国から補助金を交付された企業と知りながら、交付の決定から1年間、政治献金を受けることを禁止していて、これに違反している可能性もあります。



【New】望月義夫環境相に寄付140万円 補助金交付企業から(図解)— ハフィントンポスト日本版

2月26日 NHKの7時のニュース。中学生殺害事件は仕方ないとしても、1民間企業である大塚家具の社長争いなど延々と流し、国会でも追及されている下村文科相の違法献金疑惑や汚染水について全く触れず。こんな有様で受信料とるなんてぼったくりバーのようだ。

下村文科相の答弁のひどさに呆れる。ほとんど逆切れ状態。質問者の後藤議員に「あんたの言うことは問題ですよ。撤回してください」と凄む。問題なのは自身のカネのことなのに、ひたすら「任意団体だから、私も事務所も関係ない」。— 鈴木 耕

不正献金の下村文科相、日本の子どもに愛国心強制しながら息子は小学校から英国へ (野尻民夫 LITERA) : 「自分の子どもは親元から離れたイギリスにやって、自由な教育を受けさせたことで障害を乗り越えたのに、日本では親がそばにいないと発達障害になると脅し、根拠のない江戸しぐさを強制しているのである。」

LITERA
不正献金の下村文科相、日本の子どもに愛国心強制しながら息子は小学校から英国へ
野尻民夫 2015.02.27

 本サイトの予想どおり「週刊文春」(文藝春秋)で違法献金を報道された下村博文文科相だが、本人は強気の姿勢を崩していない。「法のルールに則って処理している」と強弁し、文春の報道を「一方的な誹謗中傷」と決めつけ、追及した民主党議員に「非常に失礼なことを言いましたね。訂正してください」と逆ギレする始末。

 だが、下村大臣の金集めは明らかに違法だ。政治団体の届け出をしていない全国6団体以上の後援会で金を集めさせ、その団体から講演料などを裏金として受け取っていた。さらに、この後援会「博友会」には逮捕歴や実刑判決を受けている複数の暴力団関係者まで入り込んでいた。そんな真っ黒な状況で潔白を主張するのだから、下村大臣の神経の図太さには唖然とさせられるではないか。

 しかし、二枚舌を駆使して、表の顔と裏の顔を使い分け、言ってることとやってることがまったくちがうのが、この政治家の特徴なのだ。

 それは、下村大臣がライフワークと自認する教育政策にまさに表れている。安倍首相のオトモダチで、ゴリゴリの右派である下村氏は、これまで一貫して愛国教育の重要性を主張してきた。

 教育勅語にある「よく忠に励みよく孝を尽くし、国中の全ての者がみな心一つにして」という意味の文言を「日本の国柄を表している」と絶賛し、「万一危急の大事が起こったならば、大義に基づいて勇気を奮い一身を捧げ」の部分を「わが国が危機にあった時、みんなで国を守っていくという姿勢は当たり前」と述べたこともある。

 実際、第二次安倍政権の文科相として、その愛国心教育を徹底する政策を次々と打ち出してきた。2013年には「教科書改革実行プラン」を発表し、愛国心を養うなど教育基本法の趣旨に反した教科書は不合格とする、検定申請時に教科書会社が編集方針をまとめて文科省に提出する書類にどの程度教育基本法の趣旨を反映しているかを明示させる、などの方針を打ち出した。

 さらに、2014年には道徳を「特別の教科」へと格上げし、真っ赤な嘘であることがわかっている「江戸しぐさ」やアパルトヘイトを称賛する曽野綾子を取り上げた「私たちの道徳」を教材として学校に配布した。しかも、この道徳の教材を、学校に置きっぱなしにせずうちに持ち帰っているか調査させる通知まで出した。

 まさに、「私」を捨て、その身を「国」に捧げることのできる日本人を育てようとしているわけだが、しかし、その下村大臣は自分の子どもにはまったくちがう教育を受けさせている。なんと、長男は小学校からずっとイギリスの学校に通い、今もイギリスの大学で学んでいるのだ。

 下村大臣は著書『下村博文の教育立国論』(河出書房新社)で、その事実を自ら明かしている。というか、美談として自慢げに語っている。同書によると、下村大臣の長男は小学校4年のときにディスレクシア(学習障害)であることがわかったのだという。そこで、下村氏が学習障害に合った教育支援に取り組み、学習障害を差別せずに社会全体で受け止めているイギリスに着目。小学6年生からウェールズ州の全寮制の学校に入れることを決める。
 
 その結果、長男はコンプレックスから解放され、のびのびと自分の才能を発揮できる場所を見つけ、ロンドンの美術大学(University Arts of London)に進学。今はこんな夢を語るまでになったという。

「自分の考えを絵にしたい。絵なら自分を表現できるし、人に自分の考えを伝えられる。コミュニケーションもとれる。絵やイラストレーションで、とくにファッションをいうコンテンツに絞って、生計を立てていきたい」

 言っておくが、長男をイギリスに留学させた、そのこと自体を責めているわけではない。むしろ、ひとりひとりの個性を尊重するイギリスの自由な教育に出会った結果、長男が学習障害を乗り越えたのは、とても喜ばしいと思う。

 下村大臣が問題なのは、自分の子どもにはそういう機会を与えながら、日本では真逆の教育政策を進めていることだ。今、安倍政権下で下村大臣がやろうとしているのは、教科書改革実行プランなどに見られる国家主義的な「思想統制」、
道徳の教科化に見られる新保守主義的な「人格統制」、
全国学力テストの学校別結果公表や大学入試改革に見られる成果主義的な「教育統制」、学校現場・教職員の管理主義的な「行政的統制」……ひとりひとりの個性にあった居場所を見つけさせるどころか、国家による統制教育と管理なのだ。

 しかも、下村大臣は「江戸しぐさ」や「親学」などのトンデモ理論の旗ふり役もつとめている。とくに親学は “子どもを産んだら母親が傍にいて育てないと発達障害になる。だから仕事をせずに家にいろ”という科学的にはなんの根拠もないことをふりかざす差別的な教育理論だが、下村大臣はこの親学推進議員連盟の事務局長まで務め、2012年5月のブログ(現在は削除済み)では、〈そもそも発達障害にならないためには、赤ちゃんの時からテレビを見せ続けないことや、これまでの伝統的育児をすることだが、今の若い親はそういう方法を知らないし教えられていない〉と発言。「障害者差別だ」という批判コメントが殺到して大炎上したこともある。

 自分の子どもは親元から離れたイギリスにやって、自由な教育を受けさせたことで障害を乗り越えたのに、日本では親がそばにいないと発達障害になると脅し、根拠のない江戸しぐさを強制しているのである。

言っていることとやっていることがちがうのは、こうした点だけではない。

 下村大臣は同書の中で「貧困家庭の子供は教育を受けられない。ディスレクシアやできない子のレッテルが貼られる」といい、さまざまな子どもがそれぞれの事情に応じて教育を受けられる制度の整備、そして貧困が生み出す教育格差をなくすことを主張している。

 その言やよしだが、しかしこれも、下村文科相が今、教育行政でやっていることはまったく逆なのだ。小中一貫教育の制度化、塾や教育産業の学校経営促進、さらには公立学校の運営を民間に委託する計画まで。ようするに、公教育は最低限にとどめ、充実した教育を受けたければ金を払え、といわんばかりの教育改革を推し進め、「教育機会の制度的格差」をさらにエスカレートさせているのである。

 そして、裏ではこの制度格差化で恩恵を得る塾や教育産業から、違法な団体を使って献金をかき集める──。これが下村大臣のやっていることなのだ。これでは「教育を食い物にしている」と批判されるのも当然だろう。

 こんな文部科学大臣はすぐにでも退場してほしいものだが、官邸は西川農水相のケースとはちがい、下村文科相のことはなんとしてでも守る方針のようだ。

「安倍首相にとって、下村さんがもっとも親しいオトモダチであることはもちろんですが、もうひとつは、安倍首相自身にも同様の政治団体の届け出をしていない『安晋会』という後援会組織の疑惑があるからです。下村さんを辞任させたら、自分にも飛び火しかねない。この疑惑はメディアへの圧力を総動員して、つぶしにかかるでしょう」(全国紙政治部記者)

「週刊文春」は来週、第2弾を用意しているともいわれているが、新聞・テレビははたして圧力に屈せずに疑惑追及ができるのだろうか。これはもしかすると、日本の教育の未来にとって分水嶺になるかもしれない。

(野尻民夫)


名古屋の進学塾代表、山口組系風俗店に6億円融資 (朝日デジタル)

朝日デジタル
名古屋の進学塾代表、山口組系風俗店に6億円融資
2014年3月1日08時39分

 東海地方で私立小学校や進学塾を運営する名進研グループ(名古屋市)の豊川正弘代表(64)が2004年と05年、指定暴力団山口組弘道会の資金源とされる風俗店グループ側に3億円ずつ計6億円を融資していたことがわかった。風俗ビルの建設や賭けゴルフの借金返済に充てられたという。

 豊川代表は朝日新聞の取材に融資の一部を認め、「小学校設立に出資を約束してくれたため、頼みごとを聞いた」と説明している。

 名進研グループは、進学塾「名進研」40校を運営するほか、12年春には名進研小学校(同市守山区)を開校した。豊川代表は名進研を経営する「教育企画」社長で、小学校を運営する学校法人「名進研学園」の元理事長。


下村文科相、任意団体が車代負担 仙台の講演会で宿泊費も (共同)

47ニュース
下村文科相、任意団体が車代負担 仙台の講演会で宿泊費も

 下村博文文部科学相を支援する任意団体「東北博友会」が下村氏の講演会を開いた際に車代や宿泊費などを負担していたことが27日、分かった。団体関係者が共同通信の取材に証言した。

 関係者によると、2013年8月と14年9月に仙台市内のホテルで講演会を開いた際、下村氏らの宿泊代計数万円のほか、空港や駅からのハイヤー代として5千~1万円を負担した。講演料は払っていないという。後援会には150~200人が参加。1人につき1万円程度を集めていた。

 政治資金規正法に基づく政治団体の届け出をしていない任意団体が、資金集めを担っていた可能性が浮上している。

2015/02/27 10:25   【共同通信】

テレ朝 「安倍政権はカネまみれだ」野党が厳しい追及(02/27 11:50)  / 「とんでもない決め付け」と安倍は逆ギレ、また、「後藤さん、少し言葉には気をつけたほうがいい」と恫喝  ← 事実がコレを物語る 「過去30年で「政治とカネ」で辞任した17人のうち、7人が安倍内閣」

テレ朝
「安倍政権はカネまみれだ」野党が厳しい追及(02/27 11:50)

相次ぐ「政治とカネ」の問題は、27日も衆議院予算委員会で取り上げられています。野党側は「安倍政権はカネまみれだ」と厳しく追及しています。

(政治部・朝日健一記者報告)
委員会では、民主党からの政治とカネを巡る批判に安倍総理大臣がいら立つ場面もありました。
民主党・後藤祐一議員:「きょう望月大臣、上川大臣、下村大臣、この政治とおカネの問題で少なくとも疑いのある状態になっています。安倍総理、おカネまみれ政権じゃないですか安倍政権は」
安倍総理大臣:「あなたは、安倍政権はカネまみれだと。これ、とんでもない決めつけでありますよ。とんでもない決めつけです。それは、はっきり申し上げておきたい」

委員会では、望月環境大臣が国から補助金を受けていた企業から献金を受けていたとする問題について、「国ではなく、一般社団法人が交付決定をしているから補助金にはあたらない」と弁明しました。また、民主党の柚木議員は、下村大臣の報道を例に挙げ、閣僚の政治資金パーティーが大臣規範で自粛されているにもかかわらず行われている実情を踏まえ、厳しく見直すべきだと安倍総理に迫りました。これに対し、安倍総理は「変える必要はないと考えている」と否定しました。相次ぐ閣僚の政治とカネの問題に民主党は西川前農水大臣の参考人招致を行い、政治とカネをテーマにした集中審議を求めていくなど追及を強めていく方針です。






下村文科相 : 下村さんは塾など株式会社が学校を経営できるようにした規制緩和の旗振り役でもあったが、塾経営者らが全国各地で「博友会」なる後援組織をつくり、会員らが献金を重ねていたという。法が求める届け出もしていない団体が献金集めをしていたのではないか。・・・「法的に問題なし」と文科相は言っているそうだが、業界との癒着はなかったのか。問われるのは適法性と同時に道徳性でもある。

東京新聞 筆洗 2015年2月27日

 文部科学省がつくった道徳教育の教材『わたしたちの道徳』に、こんな話が載っている。ある朝、少年がお母さんに一枚の紙を渡す。<せい求書/お使いちん 1ドル/おそうじした代 2ドル/音楽のけいこに行ったごほうび 1ドル/合計 4ドル>

▼母さんは請求通りお金を払う。<お母さんからのせい求書/親切にしてあげた代 0ドル/病気をしたときのかん病代 0ドル…/合計 0ドル>と書かれた紙を添えて

▼家族や真の友とは見返りを求めぬ間柄と教えているのであろうが、さて『わたしたちの道徳』の活用を唱える下村博文文科相は、そのカネを手に「無償の愛」を感じていたのか

▼下村さんは塾など株式会社が学校を経営できるようにした規制緩和の旗振り役でもあったが、塾経営者らが全国各地で「博友会」なる後援組織をつくり、会員らが献金を重ねていたという。法が求める届け出もしていない団体が献金集めをしていたのではないか。そんな疑惑が浮上した

▼「法的に問題なし」と文科相は言っているそうだが、業界との癒着はなかったのか。問われるのは適法性と同時に道徳性でもある

▼道徳教育に熱心な下村さんには余計なお世話とは知りつつ、米国の教育思想家デューイの言葉を贈ろう。<道徳的な鍛錬で求められる努力の大半は、自分の過去および現在の行為が生んだ不快な結果を認めるための勇気にある>




今度は下村文科相に違法献金疑惑…安倍内閣「辞任ドミノ」も (日刊ゲンダイ) : 「国務大臣の要職にある政治家が反社会勢力とつながりのある人物や関係団体から寄付を受けているなんて論外ですよ」 「下村大臣は教育を食い物にしていると言っていい。許せないことです」   

日刊ゲンダイ
今度は下村文科相に違法献金疑惑…安倍内閣「辞任ドミノ」も  
2015年2月27日

 西川公也農相(72)の辞任に続き、また安倍内閣を「政治とカネ」が直撃だ。26日発売の「週刊文春」が、下村博文文科相(60)の「違法献金」疑惑について報じている。その内容は教育行政をつかさどるトップとは思えないほど“真っ黒”だ。

 指摘されている疑惑のひとつは、全国にある「後援会組織」を使った「裏金」疑惑だ。

 下村大臣には「博友会」と名の付く後援会が「東京」や「東北」「中四国」「近畿」「九州・沖縄」など複数存在する。それぞれ塾や教育関連の企業が窓口となり、ゲストスピーカーや下村大臣を講師に招き、講演会を主催している。

 例えば、公表されている「中四国博友会」の規約(抜粋)を読むと、〈第2条 (目的)本会は、下村博文氏の政治活動を支援することを目的とする〉とあり、問い合わせ先として、広島市の教育関連の企業名と電話番号のほか、下村大臣の衆院事務所の電話番号が載っている。どう見ても、政治団体である。

 政治資金規正法では、特定の候補者を推薦したり、支持したりすることを本来の目的とする団体は「政治団体」として届け出をし、毎年、政治資金収支報告書を作成しなければならない。ところが、この「博友会」は、「東京」以外、政治団体としての届け出が一切ない。つまり、カネの出入りが全く分からない上、講師に支払われる1回30万円以上ともいわれる講演料収入をどう扱っているのかも不明なのだ。

「もし下村大臣が講演料を『受け取っていた』場合、裏ガネになっていた疑いがあり、脱税に問われる可能性があります。一方『もらっていない』なら後援会を自身の政治団体と認めたも同然です。自分の団体から講演料をもらう人はいませんからね。つまり、届け出のない『博友会』は政治資金収支報告書の未記載や虚偽記載となり、規正法違反です」(永田町事情通)

 醜聞はまだある。「黒い交際」疑惑だ。

 下村大臣が代表を務める「自民党東京都第11選挙区支部」の13年分の収支報告書には「株式会社教育企画」(名古屋市)から4万8000円の寄付があったと記載されている。代表者名は「豊川正弘」だ。豊川氏は、04~05年、指定暴力団山口組弘道会の資金源とされる風俗業者らに6億円を融資していたことを報じられた“いわく付き”の人物である。

「国務大臣の要職にある政治家が反社会勢力とつながりのある人物や関係団体から寄付を受けているなんて論外ですよ」(政治評論家の山口朝雄氏)

 一連の疑惑について、下村事務所に質問書を送ったが回答は得られなかった。

 この疑惑は、26日の衆院予算委員会でも取り上げられたが、下村大臣は「博友会」について「政治的活動とは無関係の任意団体」「法にのっとってやっている」と繰り返した。

 また豊川氏との関係は「自分が政治家になる前からの塾仲間」と認めたうえで、怪しい人脈は「まったく知らなかった」と潔白を主張した。国会で質問に立った民主党の柚木道義議員はこう言う。

「下村大臣は教育を食い物にしていると言っていい。許せないことです」

 下村大臣は、どう釈明するつもりなのか。


2015年2月26日木曜日

寝酒にちょっとワインを  ブルゴーニュ オート コート ド ニュイ (2008) を戴く。 2015-02-26

寝酒にちょっとワインを 
ブルゴーニュ オート コート ド ニュイ (2008)
を戴く。

ヨーロッパから戻ったばかりの長男が、やや時差ボケらしく、買い置きのワインで寝酒。
そんなことならと、ワタクシもご相伴とあいなった。

珍しくブルゴーニュを。

で、ヨーロッパ持ち帰りのワイン(イタリア)はまだまだお預けのまま。
ブルゴーニュ オート コート ド ニュイ



東京 雨の北の丸公園 カワヅザクラ サンシュユ マンサク カンヒザクラ(蕾) ウメ ツバキ 2015-02-26

2月26日
予報どおりの雨、しかも冷たい。
そんな中、今日もお散歩。北の丸公園へ。さすが、人はいない。皆無ではないが。

▼カワヅザクラ


▼サンシュユ

▼マンサク

▼カンヒザクラ

▼ウメ


▼ツバキ

堀田善衛『ゴヤ』(60)「宮廷画家・ゴヤ」(7終) : 『ラ・ティラーナ像』1790-92 「これは”女優”というよりも、むしろ女将軍、女偉丈夫の肖像である。あたかも、ゴヤが絵画の世界で一兵卒からたたきあげた大将であることと照合するかのようである。 ・・・これは、ある意味では女ゴヤ、あるいはゴヤ自画像の女性版であろう。」

ゴヤ『ソラーナ侯爵夫人像』1794-95
*
ゴヤ『ソラーナ侯爵夫人像』1794-95 :
それはゴヤの数多い肖像画のなかでも傑作の部類に属する
 「そういう谷間のような時代の底に立っているのは、その衣裳からも顔立ちのきびしさからも、もっともスペイン的な一夫人である。
それはゴヤの数多い肖像画のなかでも傑作の部類に属する。ソラーナ侯爵夫人にして同時にカルビオ伯爵夫人である人の立像である。
卵型の面長なこの夫人は、痩身ながら実に倣然と、横柄なまでの貴族ぶりを発揮している。カツラもかぶらず、髪に大型の薔薇色のリボンを結び、これも薔薇色の、いささか色薄い紗をかぶり、肩からは灰白のレースで縁をとった肩掛けを、やや黄色味を帯びた手袋の手でこの肩掛けを前で絞っている。そうして長い、踵まで届くスカートは、黒。ブラウスも、黒。
この場合、黒い服は喪服ではない、スペイン女性の伝統的な服装なのである。
この薔薇と灰白と黒は、これこそがスペインの色なのである。上から下まで黒一色に、薔薇色と灰白色。
そうして黒の衣服は、抑制によって威を示すのに、まことに間然とするところがない。
厳格なまでに誇り高く、質素で、信心深くて家庭的なスペインの女性である。マホやマハ、あるいは外国かぶれのペティメトラに身をやつすこともせず、スペインの伝統そのままに繊細微妙な配色の前・背景のなかに - これもまた緑がかった灰白及び青と薔薇色を配している - 吃立している。前・背景はスペインの風景をぼかして非形象化している。
しかしこの、スペイン的、あまりにスペイン的な黒服の女性も、あたかも自分自身の喪に服しているかのようにして、この絵に描かれたその翌年に死んで行くのである。
マリー・アントアネットの偽物やら、マホやマハで混雑混乱している風俗のなかに、きらりと閃光のようにしてあらわれた純スペイン風な候・伯爵夫人は、稲妻のようにあらわれて消えて行く。」

ゴヤ『ラ・ティラーナ像』1790-92 :
これは、ある意味では女ゴヤ、あるいはゴヤ自画像の女性版であろう
 「もう一枚の、この同じ時期の女性肖像画・・・
それは、これもまた倣然たるスペイン女の典型であると言えるかもしれないものである。ソラーナ侯爵夫人はその痩身から痩身ゆえの威を発していたけれども、この場合は、堂々たる体躯に古代の、おそらくはローマ時代の衣裳をまとって、舞台装置かと思われるものの前に突き立っている。
描かれた主人公は、女優「ラ・ティラーナ」である。彼女の本名は別にあるのであり、彼女の夫が暴君役をやらせると右に出る者がいないほどだったので、妻である彼女にまで「ラ・ティラーナ」という仇名がついたものであった。
彼女もまた一人のゴヤであったと言えるであろう。セピーリァの巷の貧しい家に生れて、いまはアルバ公爵夫人の知遇をえているマドリード一の大女優である。敵はオスーナ公爵夫人が肩を入れているペパ・フィゲラスだけである。
濃い眉毛の下の、少々は飛び出した眼は、あたかも「ゴヤ氏よ、あなたはフエンデトードスとかという聞いたこともない村のお生れとか……」と語っているかに思われる。豊満な肉体は、白い絹の衣裳と、インドのサリ風に半身にまわした長大な肩掛けのなかから溢れて出て来そうである。
ゴヤはこういうたっぷりとした女が好きなようである。そういう女性には、王妃マリア・ルイーサにもはかせない、立派な装飾のある靴をはかせていることにも特徴はある。これは悲劇の女王であり、従ってマドリードの巷の憧れの的、スターである。
首は大理石の柱の如くにあくまでまるく、腕もまた精気にあふれている。・・・
しかしともあれ、生れながらの貴族の女どもと異って、全身で、彼女が幼い頃から全スペインを芸人として旅役者として歩き、戦い抜いて来たその生涯を物語っている。
これは”女優”というよりも、むしろ女将軍、女偉丈夫の肖像である。あたかも、ゴヤが絵画の世界で一兵卒からたたきあげた大将であることと照合するかのようである。
画家とモデルは、気が合っていた、気脈が通じていたと言えるであろう。これは、ある意味では女ゴヤ、あるいはゴヤ自画像の女性版であろう。
この同じラ・ティラーナの、二~四年後の肖像をゴヤはもう一枚描いている。それは全身ではなく三分の二の像なのだが、すでに顎は二重になり、目尻には一筋の皺が忍び込んで来ている。頬も身体つきの全体にも中年肥りのまるみが出て来ていて、身体に精気がない。
灰色が全体の基調になっている後者は、中年以降、頽勢に向う中年女性像の ー そのリアリズムにおいて ー 傑作というべきものである。運命には、われわれもまた従わねばならない。
後者の肖像は、彼女が舞台から引退をするについての記念なのであった。ゴヤが、おそらくはなむけとして彼女に贈ったものであったろう。引退の理由は、悲劇的に、結核症状の悪化であり、引退後三年目に、おそらくは生活のためであろう、彼女は劇場の出納係の事務を担当し、地味に生きて死んだ。
マドリードで一、二の、つまりはスペインの大悲劇女優が舞台と楽屋で客をひきつけているのではなくて、埃っほい事務所で、切符の水揚げや他の俳優たちの衣裳費や舞台装置の費用を計算している。
モデルとしての、生身のラ・ティラーナもまた死んで行った。そして二枚の生きているラ・ティラーナにわれわれは出会う。」

*      *

多くの真偽不明の”伝説” 伝説は民衆の想像の所産である
 「上流階級の人々が、ほとんど誰彼なしに競ってゴヤに肖像画を描いてもらいたがった。けれども何分にも当人は倣然として、「僕は人も羨むような暮しをしている。(中略)待たせるのは僕の方なんだ。たいへん高位の人か、もしくは友人の求めによるものでなければ、僕はもう他人のために働きはしない」とうそぶいている。
そういうところから多くの真偽不明の”伝説”が生れて来た。伝説は民衆の想像の所産である。

・・・若くて美しい某々侯爵夫人もその一人で、何とかして肖像画を描いてもらいたかった。ある日、夫の侯爵が夫人同伴でゴヤを訪れ、一計を案じた。その日、ゴヤ家の人々は不在で、ゴヤ一人がアトリエにいた。世間話の最中に、夫人をのこして、侯爵はつと立ち上ってアトリエの鍵をとり、さっと出て行って鍵をかけ、ドアの外から声をかけた。
- ゴヤ先生、あなたは私の虜ですよ。私の侯爵夫人の肖像を描かないと外へ出られませんよ。二時間を、私はあなたに差し上げます。
そう言い捨てて侯爵はゴヤ家を出て行ってしまった。
侯爵夫人は美しく、浮気っぽい女性であった。二時間後に、肖像は出来上っていた。
- ああ、侯爵、とゴヤは二人を送り出しながら悪戯っぼく言った。
- あなたのお望みになったことはすべて果さねばなりませんからね。
その出だしの奇妙さからして、この侯爵夫人とのつきあいは、もっとも長くつづいたものの一つであった。」

「もう一つ。

同じ侯爵夫人が、夫の侯爵に従ってアランホエースの離宮へ行かなければならなくなったが、彼女は行きたくなかった。そこで今度はゴヤの方が一計を案じ、夫人に靴下を脱がせて裸の足にひどい挫傷をして内出血をしている様を油で描いてやった。帰宅をした夫人は夫にその傷跡を見せると、夫が医者を呼んだ。医者はくわしく調べてから安静が必要であるとして鎮痛剤を処方して、足首に包帯を巻いて行った。夫は仕方なしに一人で出掛けた。」

「もう一つ。

ゴヤを愛していたある大貴族の夫人が、とてつもない財産を残して死に、その遺言状の一つにゴヤへの大枚の遺贈をする旨しるしてあった。
ゴヤはこの遺書の開封のための集りに、息子や娘をはじめとして他の遺贈期待者とともに、堂々と胸を張って出席した。人々はゴヤを憎しみの目で睨みつけていた。何分にも彼は大金持であり、宮廷画家である。ゴヤのための遺書が読み上げられて、彼に手渡された。
- 何ということだ、列席の諸君、画家ゴヤは諸君のおっ母さんをこそ欲しかったけれども、あんた方の財産まではいりませんよ。あんた方で取っときなさい。そんなもの貰ったら私の手が汚れる。
ゴヤは人々の面前で遺書を引き裂いた。」
*
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東京裁判「法的に疑問」=自民・稲田氏 (時事ドットコム)

時事ドットコム
東京裁判「法的に疑問」=自民・稲田氏

 自民党の稲田朋美政調会長は26日の記者会見で、東京裁判について「指導者個人の責任を問う法律はポツダム宣言を受諾した時点では国際法になかった。事後法であるとの批判が出ているので法律的には疑問がある」と述べ、平和に対する罪などの事後法を適用したことは罪刑法定主義に抵触するとの見解を示した。稲田氏は「東京裁判が無効という意味ではないが(判決の)中に書かれている事実関係はきちんと私たち自身で検証する必要がある」とも指摘した。 

 安倍晋三首相が発表する戦後70年談話に向けた有識者会議の初会合が25日に開催されたことに関しては、「会議の議論を踏まえた上で、首相の談話だから首相自身が出すと考えている」と述べた。(2015/02/26-18:38)




「21世紀の資本」を6つの図で簡単図解した週刊現代の記事がとてもわかりやすい - ひそかブログ

【アメリカの寒波】ナイアガラの滝も抵抗できず 凍り付いて「氷の塔」に — ハフィントンポスト日本版 / スライドショー:本日のおすすめ31枚 写真は寒波で氷が浮かぶニューヨークのイースト川とマンハッタンの夕日— ロイター


「先日、某NHKで放送された「満月の夕」ですが、再放送が決まったそうです。NHK総合テレビ、3月8日深夜(正確には9日)午前1時16分〜2時04分」




ソウルフラワーユニオン『満月の夕』 / 東日本大震災 満月の夕 (Youtube) / 「満月の夕 震災が紡いだ歌の20年」ツイッターの感想【NHK阪神淡路大震災20年】 (NAVERまとめ) / 2015/1/5NHK『満月の夕~震災で紡がれた歌の20年』 (togetter)



自衛隊内でも異論…安倍政権「オスプレイ」相場の2倍で購入 (日刊ゲンダイ)

日刊ゲンダイ
自衛隊内でも異論…安倍政権「オスプレイ」相場の2倍で購入  
2015年2月26日

 今国会で審議中の平成27年度予算案では、オスプレイ5機の購入費用として516億円が計上されている。1機当たり約103億円だが、米軍の購入費用は1機当たり50億~60億円だ。日本は倍近い金を払おうとしていることになる。

「オスプレイを造っているのは米国のベル社とボーイング社。自衛隊は直接、米企業から購入できないので、間に三井物産が入ります。とはいえ、購入額のほとんどは米国企業に流れているのが実態で、この先、オプションなどをつけられ、さらに吹っかけられるんじゃないかと自衛隊内部では心配する声が上がっています」(自衛隊関係者)

 ふざけた話ではないか。そもそも、オスプレイは必要なのか。これすら疑わしいからだ。必要もないのに、倍の値段で買うなんて、「用心棒へのみかじめ料か」と言いたくなる。

 政府はこれまで尖閣諸島の防衛のためにオスプレイは必要と強調してきたが、なぜオスプレイなのか、という問いに対する明確な説明はない。佐賀空港への配備もなし崩し的に決まってしまった。

■米軍は新規調達ストップ

 ある陸上自衛隊幹部は、ため息交じりにこう言った。

「オスプレイは輸送機。仮に中国が尖閣諸島に攻め込んでもオスプレイは役に立たない。本当に必要なのは制空権を守るための攻撃機ですよ」

 防衛省内部ではオスプレイ不要論は根強いのだ。別の陸自幹部は来年度予算で5機を購入すると言われた際、「そんなにいりません。予算をもっと別の装備品購入に充てて欲しい」と要望したそうだ。これに対し、内局は「これは官邸が決めたことだから動かせない」と答えたという。まさに安倍政権の肝いりだ。

 オスプレイは事故の多さから、米軍は新規調達をやめている。しかも佐賀空港への配備のために拠点整備費として100億円が計上されている。締めて、オスプレイ関連は実に616億円に上る。その分、弾薬や車両の購入費などを削ったという。

 集団的自衛権といい、このオスプレイの一件といい、安倍首相の頭の中にあるのは国民の安全ではなく、米国だけということだ。


過去30年で「政治とカネ」で辞任した17人のうち、7人が安倍内閣

【新着ブログ】 「シンガポールなど資産益非課税国の日本人永住者2.6倍増」は財務省の印象操作(うにうに) — ハフィントンポスト日本版



(略)
「利益を上げた国の税制で納税」があるべき姿と私は捉えています。例えば、日本で利益を上げているのにシンガポールで納税はオカシイと思っているので、出国税の趣旨に私は同意しています。しかし、今回のような財務省のミスリーディングする情報開示は、本論ではない方向に議論が向くので止めるべきです。大半の海外在住者は節税とは異なる動機で住んでいるのに、十把一絡げで海外永住者にとばっちりをくらわせるのはいかがなものでしょうか、財務省さん。

西川前農相 木材会社の顧問料報告せず (NHK) : 国の補助金を受けていた栃木県の木材加工会社から顧問料を得ていた

NHK
西川前農相 木材会社の顧問料報告せず
2月26日 18時46分

西川前農林水産大臣が、国の補助金を受けていた栃木県の木材加工会社から顧問料を得ていたのに、国会議員が報酬を得ている会社などを記載する関連会社等報告書を提出していなかったことが分かり、西川氏は26日、衆議院に報告書を届け出ました。

西川前大臣が代表を務める政党支部は、林野庁の補助金を支給された栃木県の木材加工会社から300万円の献金を受けていたことが分かり、西川氏は補助金を受けていることは知らなかったとしたうえで献金を返していました。

この木材加工会社について、西川氏は、平成21年の衆議院選挙で落選したあと顧問に就任し、報酬を得ていたことを明らかにしていましたが、平成24年の衆議院選挙で再び当選してからも顧問料を得ていたのに、おととしと去年の関連会社等報告書を衆議院に提出していませんでした。

国会議員は、報酬を得ている会社や団体をこの報告書に記載しなければならないと定められていて、衆議院事務局によりますと、西川氏の事務所関係者が26日、おととしと去年の2年分の報告書について、木材加工会社から報酬を得ていたと記載して届け出たということです。西川氏の事務所は「担当者がいないので対応できない」としています。


【菅官房長官】 福島第一原発の汚染水「完全にブロックされている」 — ハフィントンポスト日本版 / 東電「当然雨が降れば流れるものだという認識があって」 / 規制委員長「結局なかなかコントロールできない」




2月25日 【北野天満宮・梅花祭】御祭神・菅原道真の命日となる本日、『梅花祭』が行われました。とても穏やかな気候の中、境内では見頃を迎えた梅と上七軒の芸舞妓さんによる野点が華やかな雰囲気を演出していました。また、ひとつ春に近づきました。 #京都 pic.twitter.com/MfMPDES1rg — 京都五感処-京都Loversフォーラム-




テレ朝、そもそも総研。 玉川氏「自衛隊を(人質救出に)中東へ派遣する事を現実問題としてどう思われますか?」 安保法制懇・中西寛京大大学院教授「世界中どこの軍隊でも、それはもうほぼ不可能な作戦です」 (米国も居場所掴めず失敗)

もう日本のテレビを見ないが、いまたまたまNHKニュースをみた。横の解説員はまるで安倍氏の広報官。国営テレビではなく、安倍テレビだな。 — 宋 文洲

安倍晋三が村山談話を継承したくない心情を答弁する姿の数々 : テレビジャーナリズムの矜持を見せた昨夜の報ステ。小気味良かった。政治家としての基礎知識のない輩の答弁の幼稚性を見せつけた。安倍首相が村山談話を継承したくない心情を答弁する姿の数々。報ステは国民の知る権利を守ろうとしている。— 山本宗補



アングル : 安倍政権への批判後退か、メディアの自粛ムード強まる (ロイター) : 「日本のメディアが、安倍晋三政権の反応に配慮して報道の自粛姿勢を強めているのではないかとの懸念が、ジャーナリストや専門家の間に広がっている。」

ロイター
アングル:安倍政権への批判後退か、メディアの自粛ムード強まる
2015年 02月 25日 19:11

[東京 24日 ロイター] - 日本のメディアが、安倍晋三政権の反応に配慮して報道の自粛姿勢を強めているのではないかとの懸念が、ジャーナリストや専門家の間に広がっている。

安倍政権が特定のニュース報道についてあからさまな干渉を行っているとの指摘はないものの、メディア側は政権の不興を買って取材機会を失う事態を恐れているのだろう、と彼らはみる。

「ここ数年、メディアは権力の座にある人々を不愉快にさせるという重要な役割を果たしていた。しかし、安倍政権のもとでは、メディアは後退しつつある」と、テンプル大学日本校でアジア問題を研究するジェフリー・キングストン教授は指摘。「いまはメディアに自粛を促すような、ぞっとする雰囲気がある」と懸念を示す。

安倍首相は2012年に首相の座に返り咲いたが、第一次安倍内閣時代はメディアとの関係が良くなかった。スキャンダルや自身の健康問題などにより、2007年に辞任に追い込まれた。今の政権では、安倍首相は同じ過ちを避けたいのだろう、と専門家は指摘する。

首相は日本放送協会(NHK)の会長に籾井勝人氏を指名したが、その人事はNHKの独立性に疑問を投げかける結果となった。2014年1月の会長就任記者会見で、籾井氏は「政府が『右』と言っているのに我々が『左』と言うわけにはいかない」と発言したためだ。

年末の総選挙を控えた昨年12月には、与党自民党が在京テレビ各局に「選挙時期に一層の公平中立な報道」を求める文書を送った。これを多くのジャーナリストは、「批判を控えなければ、政府関係者への取材が難しくなる」というシグナルだと受け取った。

全国紙よりも独立色が強いとみられている東京新聞の外報部次長を務める久留信一氏は、「政府への批判がこれほど控えられているのは初めてではないだろうか」と指摘する。同氏によれば、過去にメディアが報道を自粛したのは、皇室に関連する報道や2011年の東日本大震災直後に派手な番組を控えるケースなどだった。

<権力にすり寄るメディア>

専門家は、かつては政権に批判的だったメディアも、今では政権に対してより友好的なトーンに転じている、とみる。NHKの元プロデューサーで、現在は武蔵大学社会学部の永田浩三教授は「政府に対する批判は大幅に減少したのではないか」と話す。

そうしたメディアの変化を示唆する一例が、テレビ朝日の「報道ステーション」の人事をめぐる観測だ。関係筋によると、安倍政権を批判してはいけないという内部の圧力に屈しなかったあるプロデューサーが、4月から新たなポストに異動することになったという。

同番組では、歯に衣着せぬ物言いで知られるゲストコメンテーターにも降板の話があるようだ。「報道ステーション」で先月、過激派組織「イスラム国」による邦人人質事件をめぐる政府の対応を非難して論議を呼んだ元経済産業省官僚の古賀茂明氏はロイターの取材に対して、4月からの出演要請はないと告げられたことを明らかにした。

これについて、テレビ朝日は「人事や出演者について決まっていることはない」とのコメントをロイターに寄せた。

菅義偉官房長官は24日、記者団に対して、政府は報道の自由を全面的に尊重している、との認識を示した。邦人人質事件をめぐる政府の対応がテレビで批判されていることに言及、それはまったく事実と異なるとしたうえで、長官は「そういうことを見ても、日本ではまさに自由がしっかり保障されているのではないか」と答えた。

しかし、ジャーナリストや専門家は、邦人人質事件以来、国内メディアによる報道自粛の動きは強まっているとみる。今月9日に発表された「翼賛体制の構築に抗する言論人、報道人、表現者の声明」には、表現の自由を支持するジャーナリストや学者らを中心に3000人近くが署名している。

声明に参加した古賀氏は、「政権が何もしないのに、報道機関が勝手にすり寄った記事を書いたり、批判を自粛するような段階に来ている。国民に正しい情報が流れず、正しい判断ができなくなっている」と、強い懸念をあらわにした。

2015年2月25日水曜日

東京 江戸城(皇居)東御苑 カワヅザクラ リュウキュウカンヒザクラ カンザクラ 梅林坂のウメとメジロ ミツマタ 2015-02-25

2月25日
今日も昨日と同じく一日中曇り。明日は雨の予報。儘ならぬものである。

昼、江戸城(皇居)東御苑へ。

ようやくカワヅザクラが咲いて、この時期のラインナップが出揃った。
カンヒザクラはまだ固い蕾だった。

▼カワヅザクラ


▼リュウキュウカンヒザクラ

▼カンザクラ

▼梅林坂のウメ



▼そこかしこでメジロが戯れていた

▼ミツマタも少し開花



BYD、中国自動車メーカー初の日本進出…京都でEVバス納車 — レスポンス

明治38年(1905)4月1日~10日 「韓国通信機関委託に関する取極書」調印 上野公園竹の台で労働者観桜会 社会主義伝道行商(小田頼造、荒畑寒村) 「韓国保護権確立の件」閣議決定 海軍軍令部にバルチック艦隊の情報届く   

江戸城(皇居)梅林坂 2015-02-25
*
明治38年(1905)
4月
・韓国、駐剳軍司令官、全州地区治安警察権掌握。
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・横浜正金銀行、奉天に出張所設置。
*
・清国の科学補習所閉鎖により、武昌で知日会結成される。
*
・芥川龍之介、東京府立第三中学校入学。
*
・今村均、新発田歩兵連隊で陸軍士官候補生試験を受験。隣に佐渡中学を出た本間雅晴。12月、陸軍士官学校(第19期生)入学。
*
・ベトナムのファン・ボイ・チャウら、横浜に到着。後、梁啓超の援助で「ベトナム亡国史」出版。
*
・漱石(38)、「吾輩は猫である(第三回)」「幻影(まぼろし)の盾(たて)」(「ホトトギス」)

「ホトトギス」2月号掲載の「猫」第2回は、第1回よりも面白いと言われ、この月の「ホトトギス」はよく売れた。しかし、漱石が3月号に書かなかったので、そのせいか「ホトトギス」の売れ行きが落ちた。
虚子は漱石を督促して、4月号に第3回を書かせ、以後毎月連載してもらうことにした。

また、漱石は四月号に「幻影の盾」という小説を書いた。
「幻影の盾」は、中世イギリスの騎士物語を題材とした幻想的な小説。「アーサア王物語」にあるように、騎士が自分のあがめる貴婦人の名誉のために路上で逢う他の騎士に戦を挑む習慣のあった古い時代に、ウィリアム(ヰリアム)という若い勇士がいた。彼は白城の城主なるルーファスの部下であったが、そこから20マイルほど離れた夜鵜の城の城主の娘クララを愛していた。だが白城の城主と夜鴉城の城主とが争いを起し、彼は恋人の父の城を攻撃せざるを得なくなった。友人のシワルドは、ウィリアムにむかって、クララを連出して南の国へ逃れよとすすめるが、夜鵜の城が焔に包まれて崩れるのを見ると、彼は絶望におそわれた。そして森の中へ逃れ去るが、彼の持っている円形の楯の面の鏡のように光った部分を見つめていると、そこにクララが現われて来る。そしてやがてその楯の与える幻影の中で、彼はクララと南の国の生活を楽しむ、というのが、この作品の筋であった。

幻想的なロマンスに過ぎないが、漱石はこの美的な散文詩のような物語りを、口語文として可能な限り美化し、古いロマンチックな感じを漂わせて巧妙にまとめ上げた。
彼は、この一篇をによって、諷刺的な写実風の随筆小説も書けるし、美的幻想的な物語りも書ける人間であることを証明した。
全く違った二種類の傾向の作品を書きこなすこの英文学者の仕事は、この頃から次第にもっと広い範囲の人々の目を引くようになった。

■日露戦争の投影
「幻影の盾」では二つの城の間で戦争が起こる。
語り手はこの戦争の原因について、・・・

君の為め国の為めなる美しき名を藉(か)りて、毫釐(ごうり)の争に千里の恨を報ぜんとする心からである。正義と云ひ人道と云ふは朝嵐(あさあらし)に翻がへす旗にのみ染め出すべき文字で、繰り出す槍の穂先には瞋恚(しんい)の焔(ほむら)が焼け付いて居る。狼は如何にして鴉と戦ふべき口実を得たか知らぬ。鴉は何を叫んで狼を誣(し)ゆる積りか分らぬ。

という。
日露戦争は「君の為め国の為め」「正義」「人道」などの美名のもとに戦われているが、その実体は名利の争いであり報復のための「口実」に過ぎないと、漱石は指摘しているのかもしれない。

また、狼のルーファス軍が夜鴉の城壁を攻める情景は、・・・

壁の上よりは、ありとある弓を伏せて、蝟(い)の如く寄手の鼻頭(はなさき)に、鈎(かぎ)と曲る鏃(やじり)を集める。空を行く長き箭(や)の、一矢毎に鳴りを起せば数千の鳴りは一(ひ)と塊(かたまり)りとなって、地上に蠢(うごめ)く黒影の響に和して、時ならぬ物音に、沖の鴎を驚かす。

と描かれている。これは乃木希典率いる第3軍による旅順要塞攻撃の報道が投影しているようだ。
*
・坪内逍遥(46)、以前から東儀鉄笛・土肥春曙らと開いていた「朗読研究会」が発展して「易風会」となる。9月、島村抱月が帰国、文芸革新運動を起す気運が高まる。
*
・刻み煙草製造専売実施。
*
・阪鶴鉄道舞鶴(京都府)~境(鳥取県)間航路開設。隔日運航。
*
・西田天香、「一燈園」を滋賀県長浜に開設(1907年には京都市長浜に設立)。
托鉢、奉仕、懺悔の共同生活。
西田天香:
滋賀県長浜の紙問屋の子。明24年、兵役逃れを兼ねて開拓民として北海道に移住。小作紛争に苦悩し3年余で辞す。放浪生活の中で、明36年トルストイ「我が宗教」に啓示を受ける。
*
・シャムで奴隷廃止法発布。自由民及び解放奴隷の販売が禁止される。3年後奴隷が全面的に禁止される。
*
4月1日
・韓国、「韓国通信機関委託に関する取極書」調印。郵便・電信・電話事業を日本政府に委託。この名目で通信機関支配。4月28日公示。
*
4月1日
・有栖川宮夫妻、ドイツ皇太子結婚式参列のため横浜港出港。
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4月1日
・刑の執行猶予制度制定。
*
4月1日
・原敬(49)、古河鉱業副社長(~39年1月7日、約10ヶ月)。
*
4月2日
・「東京朝日」「大阪朝日」の戦争継続論。
「東京朝日」社説「昨今の講和沙汰」:
アメリカ大統領の調停説をウソと断定、ロシアの弱り目に乗じてさらに躍進せよ、と主張。
20日、「大阪朝日」社説「激励の機会」、ロシアが旅順・奉天の大敗にもこりないなら、ハルビン・黒竜江・沿海州までも進撃するのみ、と主張。
*
4月2日
・上野公園竹の台で労働者観桜会。
この日、社会主義伝道隊は午前9時に平民社を出発、赤旗をかかげ大太鼓をたたいて銀座、京橋、日本橋、今川橋、外神田を行進、檄文数千枚を撒布し正午に上野に到着。
午報を合図に待機していた百余名が赤色の小旗をかざし、社会主義万歳を呼号して集まると、これに巡査数十名が襲いかかる。結果、31人が検束される。
*
4月2日
・『直言』第9号発行
社説「島田先生に呈す」(木下尚江):
「選挙権なき最大多数の貧民階級は戦争に際して啻(ただ)に血税を以て其の義務に殉ずるのみならず、租税負担の苦痛に於ても最大分量を賦課せらるるもの也」と論じ、木下が勤める毎日新聞社長・島田三郎が社説「選挙権と兵役」によって選挙権拡張反対の主張を抛棄したことを歓迎。
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4月2日
・(露暦3/20)ジュネーブ、革命派代表者会議、ガボン提唱。武装蜂起声明。
*
4月3日
・蘇報事件でつかまっていた鄒容、上海で獄死。
*
4月3日
・小田頼造(山口義三と共に東海~山陽道を伝道行商した)、単身で改めて門司より九州一円社会主義伝道行商。94日間に社会主義書類1,266冊販売。
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4月3日
・社会主義大演説会(YMCA)。
石川が前日の上野公園における警官隊の暴状を報告。抗議する山口孤剣を、危険な狂人と称して監禁しようとした事実を糾弾するや否や中止解散を命ぜられる。600人超の聴衆は官憲横暴を叫び、巡査と衝突し、騒然たる乱闘となる。
*
4月4日
・清国の長沙に領事館設置。
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4月4日
・早稲田大学野球部選手団、米に向けて出発。野球チーム海外遠征の初め。7勝19敗。安部磯雄が率いる。この日、安部は平民社に堺利彦を訪問。
*
4月4日
・パキスタンのラホールで大地震。1万人以上が死亡。
*
4月5日
・韓国、安昌浩らが共立協会を結成。民族独立運動開始。
*
4月5日
・荒畑寒村、東北地方伝道行商出発。
平民社発。この日市川泊。千葉泊。
8日東金泊。12日飯岡伯。18日成田(1週間で21冊販売)。20日佐倉。25日牛久(小川芋銭宅)。この日より尾行巡査。この1週間で76冊。
26日北相馬郡。28日根本村。5月1日江戸崎(1週間で59冊)3日土浦。4日石岡。7日西郷地村。転倒し車破損。8日水戸。この週、警察が先回りして干渉、販売29冊。
水戸で4日滞在して36冊。13日、車の破損・警察の干渉により、水戸より一旦帰京。39日間、278冊販売。
*
4月5日
・ロシア・バルチック艦隊、マラッカ海峡進入開始。
*
4月7日
・小学校教科書用図書翻刻発行規則改正告示。
*
4月7日
・ロシア第2太平洋艦隊、シンガポール沖通過。
*
4月7日
・ネボガトフ少将指揮ロシア第3艦隊、紅海最南端ジプチ港出港。
*
4月8日
・閣議、「韓国保護権確立の件」決定。
10日、天皇裁可。外交権の完全な奪取→国際法上の独立否定。「和戦両略」で有利な終戦をはかるとの方針決定。
*
4月8日
・海軍軍令部にバルチック艦隊の情報届く。在英の鏑木大佐、シンガポールの森大佐・田中郁吉領事、香港の野間政一領事より。艦隊はペナン近くで発見されマラッカ海峡を南下中との情報。
*
4月8日
・参謀本部で陸海軍統帥部首脳会議。
陸軍:山縣参謀総長・長岡次長。海軍:伊東祐亨軍令部長・伊集院次長。海軍側は4月末の樺太作戦に反対。「8月以降」と主張。
*
4月8日
・「東京経済雑誌」、「下級者」が兵役・間接税に苦しむ以上、「政治上に於て権利を拡張するの要求は必然の数なり」と、公民権所有者までの選挙権拡張を主張。
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4月9日
・この日付「直言」。戦費負担は「貧民と労働者」。
「・・・看よ、拒むべからざるの事実は是れ也、戦死の犠牲は是れ皆な貧民、労働者と其の子弟也、軍費の最後の負担者は是れ皆な貧民と労働者と也、--然れ共戦勝の鴻益に就て彼等は直接に何物の分配を享受せんと欲する乎、吾人は之を各国の歴史と近く之を日清戦役の実験とに徴して「生活難」の外殆ど何物も是れあらざるべきを悲痛せずんばあらざる也」。
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4月10日
・仏外相、本野公使に日本が領土及び償金を要求しなければ、露は講和を希望と言明。
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4月10日
・フィリピンのホロ島でバラの反乱(~11月20日)。
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ハヤシライスのハヤシは林ではない? 「丸善」の早矢仕ライス これじゃ、林さんの共食いにはならない

Common, John Legend - Glory 第87回アカデミー賞歌曲賞を受賞映画した、 「セルマ」の主題歌、ジョン・レジェンド、コモンの”Glory”


Common, John Legend - Glory
第87回アカデミー賞歌曲賞を受賞映画した、
「セルマ」の主題歌、ジョン・レジェンド、コモンの”Glory”



アカデミー賞スピーチに見る、“アメリカの歪み” (NewsPicks) : 「アカデミー賞の選考委員の白人比率は90%」 「助演女優が「今こそ、米国女性は賃金平等を享受すべき」とスピーチ」 「アカデミー脚色賞受賞者は、壇上で“Stay weird, stay different”と叫ぶ」 / 【第87回アカデミー賞】“マイノリティ”にエール捧げた授賞式…感動スピーチに喝采 / アカデミー賞名スピーチ。最も心を打ったのは「居場所がないと思っている子どもたち」に贈る言葉     

YAHOOニュース
アカデミー賞スピーチに見る、“アメリカの歪み”
NewsPicks 2月25日(水)9時51分配信

2月22日、第87回アカデミー賞が開催された。主な受賞者は以下の通りだ。

第87回アカデミー賞にノミネートされ・実際に表彰された俳優・女優達は、全員白人だ。またアカデミー賞で大変重要な賞であるアカデミー監督賞とアカデミー撮影賞にノミネートされた10名は、全員男性だった。この2つのカテゴリーには女性がひとりもノミネートされていなかった。

もっとも、昨年の賞レースのほうが“異常”だったかもしれない。

最優秀作品賞に、黒人奴隷のSolomon Northup(ソロモン・ノーサップ)を描いた「12 Years a Slave (それでも夜は明ける)」が、そしてその主演スターLupita Nyong’o (ルピタ・ニョンゴ)が助演女優賞を授与したからだ。

黒人監督および黒人俳優が栄誉ある映画賞を獲得するケースは、極めて珍しい。

それはなぜか?問題の本質は、アカデミー賞受賞作を選考するAcademy of Motion Picture Arts and Sciences (映画芸術科学アカデミー)にある。

Pick 1:アカデミー賞の選考委員の白人比率は90%

本年のアカデミー賞において、1965年アメリカの公民権運動中にアラバマで起きた流血事件を描いた「Selma」(セルマ)の監督Ava DuVernay (エイヴァ・デュヴァーネイ)や「Gone Girl(ゴーン・ガール)」の脚本者 Gillian Flynn(ギリアン・フリン)の女性2名がノミネートさえされなかったのは、多くの映画ファンや米国民を失望させた。両作品はその質において、アカデミー賞受賞確実と本命視されてきたからだ。

なぜ2人は冷遇されたのか?

その一つの理由は、アカデミー賞受賞作を選考するAcademy of Motion Picture Arts and Sciences (映画芸術科学アカデミー)において、年配の白人男性が占める割合が極めて高い点にある。

もっとも、随分前から、Academy of Motion Picture Arts and Sciences (映画芸術科学アカデミー)の不自然な“人口構成”についての問題は指摘されていた。

そのため、同組織は、2014年に新規の会員を募った。しかし、既存の年配の白人男性メンバーの多くが改革に抵抗。その影響か、2014年に勧誘を受けた271名の新規会員の内、約72%は男性となった。また、白人の占める割合は90%となった。結局、このアカデミー全体の平均年齢は62歳と高齢のままだ。ちなみに、50歳以下の割合は14%しかいない。

この会員の割合は、アメリカの人口が現在では約40%は非白人であることを完全に無視している。さらに、この状況に変化の兆しがないことは、驚異的ともいえる。

ただ、だからといって本年のアカデミー賞にノミネートされた映画の質が悪いというわけではない。むしろ、良質な作品ばかりだ。

これは作品や俳優、監督たちのバリューの問題ではない。映画業界は圧倒的に白人男性優位のため、非白人や女性が作った同レベルの映画がノミネートされにくい現実がある。そもそも、女性や白人以外の監督や脚本家などが企画した映画は資金も集まりづらく、スタートラインにさえ立てないことが問題なのだ。

Pick 2:助演女優が「今こそ、米国女性は賃金平等を享受すべき」とスピーチ

ただ、本年のアカデミー賞は、悪いニュースばかりではない。映画「Boyhood」(6才のボクが、大人になるまで)の好演により最優秀助演女優賞を受賞したPatricia Arquette(パトリシア・アークエット)の政治的なスピーチは、オーディエンスの喝采を浴びた。

彼女は、断固として、アメリカの男女不平等に対して反対の態度を取ったのだ。

Arquette:「この国のすべての納税者と国民全員を産んだすべての女性、私たちはみんなの平等の権利のために闘ってきました。今こそ、米国の女性たちは賃金の平等、そして平等の権利を享受するべきです」

Arquetteの言う通り、アメリカを始めとする多くの国の男女賃金格差は重要課題の一つである。昨年のソニー・ピクチャーズ・エンタテインメントへのハッキング事件は、ハリウッドにも男女の賃金に大きな格差があることを露呈した。

この事件により、「American Hustle」 (アメリカン・ハッスル)の主演スターJennifer Lawrence (ジェニファー・ローレンス)は、2012年のアカデミー主演女優賞を受賞するほどの好演だったにも関わらず、彼女の報酬は同映画の主演スターChristian Bale (クリスチャン・ベール)とBradley Cooper(ブラッドレイ・クーパー)の報酬より7%低かったことも示された。

ちなみに、U.S. Census Bureauが調査した2012 American Community Survey のデータによると、アメリカ全体の男女賃金格差率は77%となった。

一方、日本はどうか?日本の国税庁が発表した「国民給与の実態調査」のデータによると、2012年の日本の性別賃金格差率は53.3%となった。また、ダボス会議を主催する組織である「World Economic Forum」が発表した「Gender Gap Index 2014」のデータによると、日本の順位は104位だ。

この結果は、女性管理職割合を2020年までに30%にすることなどを含む、安倍晋三首相肝いりのウーマノミクスが、現段階ではうまく機能していないことを示唆している。また、同フォーラムでは、賃金格差を始めとする男女の不平等は世界の国々にとって極めて重要な課題だと指摘している。

Pick 3:アカデミー脚色賞受賞者は、壇上で“Stay weird, stay different”と叫ぶ

アカデミー脚色賞に表彰されたGraham Moore(グレアム・ムーア)の受賞スピーチも印象に残った。

最初Mooreは、気楽に受賞の喜びを語った。だが途中から、改まった口調に移行した。演説の途中で、16歳のときに自殺未遂をしたことを告白したのだ。

本人が自分の命を絶ちたかった理由は、自分がどこにいてもなじめず、どこにも自分の居場所はなく、自分は人と違っていると思っていたからだ。

「自分は何かおかしい,どこか人と違っている,どこにも居場所がないと感じている子に伝えたい。Stay weird, stay different(変なままでいなさい,違っているままでいなさい)。君の番になって,君がこのステージに立つときがきたら,どうか次の子に同じメッセージを伝えてほしい。」

データの上からも、Graham Mooreの経験は、珍しいことではない。

American Foundation For Suicide Preventionによると、アメリカの15-24歳の若者の約5人の1人は、自殺を考えたことがあるという。若者の自殺が大きな問題となっているからこそ、Mooreの演説は意義があった。

アカデミー賞のように国内外の数多くの人に観られる偉大なイベントを利用して、受賞した俳優や脚本家達が男女の平等や若者の自殺など、重要な社会問題に対して声高に意見するのは、画期的だ。

彼ら彼女らが意図したかった、本当のメッセージとは何か? 女性だけでなく男性も、こうした重要課題を解決すべき方法について、より議論を深め、積極的に関わるべき時が来ているのではないか。

Jordan Krogh



こういうのも・・・↓
livedoorNEWS
アカデミー賞名スピーチ。最も心を打ったのは「居場所がないと思っている子どもたち」に贈る言葉
2015年2月25日 7時5分 MOVIE Collection





2月25日 12時10分 シュワブ前で市民らの集会に仲里利信衆院議員が登壇。8歳のころの沖縄戦体験を説明し「新基地建設は再び沖縄を戦場にする。あまりばかにされると全基地撤去や独立も言わなければならない」と訴えました。— 琉球新報辺野古問題取材班




三島由紀夫と猫 Yukio Mishima & his cat — History Image

<日本礼賛本> 嫌韓・嫌中しのぐ勢い? ブームの理由を探る (毎日新聞) : テレビでも・・・外国人に日本を褒めてもらう番組がいっぱいだ。 / 『いいことだらけ』とか『世界で一番』とか、他国を見下すところまで行くと、排他的になり、社会は劣化する。自国の首を絞めます

<日本礼賛本>嫌韓・嫌中しのぐ勢い? ブームの理由を探る
毎日新聞 2月25日(水)17時38分配信

 書店で“嫌韓・嫌中本”をしのぐ勢いで売れているのが「日本はこんなにスゴイ!」と褒めたたえる“日本礼賛本”だ。謙遜が美徳、自己PRは下手だったはずのこの国で今なぜ、この手の本が売れるのか。理由が知りたくて、尋ねて回った。【小国綾子】

【増える非正規雇用、3割の世帯が預貯金ゼロ】日本はこのままで大丈夫?

 ◇将来不安癒やす安定剤? 震災機に広がり

 書店でタイトルを拾ってみる。「ドイツ大使も納得した、日本が世界で愛される理由」「やっぱりすごいよ、日本人」「イギリスから見れば日本は桃源郷に一番近い国」「イギリス、日本、フランス、アメリカ、全部住んでみた私の結論。日本が一番暮らしやすい国でした。」「だから日本は世界から尊敬される」。どれもこの1年間に出版された。

 そういえば、テレビでも「所さんのニッポンの出番」「世界が驚いたニッポン!スゴ~イデスネ!!視察団」など外国人に日本を褒めてもらう番組がいっぱいだ。

 ブームの「火付け役」の一つは、47万部売れた2010年12月出版の「日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか」(竹田恒泰著、PHP新書)。担当編集者、藤岡岳哉さんは「当時、正面切って自国を褒める本はほとんどなかった。自国を褒めていいというメッセージが読者に待ち望まれていた」と分析する。

 出版の3カ月後、東日本大震災が発生。整然と助け合う日本人の姿が世界から称賛を浴びた。「『日本は素晴らしい』と口に出す人が増え、部数は大きく伸びた」。シリーズ3冊で累計約81万部。3冊目「日本人はいつ日本が好きになったのか」の表紙のキャッチフレーズはこうだ。

 <「自分の国がいちばん」とやっと素直に僕らは言えた>

 実際、NHKの「日本人の意識」調査(13年)で「日本人はすぐれた素質をもっている」「日本は一流国だ」と答えた人はそれぞれ68%、54%。03年の51%、36%を底にU字回復し、1983年の最高値レベルまで戻している。やはりこのブーム、日本を好きな人が増えたせいなのか。

 一方、斬新な書名が話題の「住んでみたドイツ 8勝2敗で日本の勝ち」と「住んでみたヨーロッパ 9勝1敗で日本の勝ち」(川口マーン恵美著、講談社+α新書)。前者は16万部、後者が14万部。いかにも日本礼賛といった題名だが、中身は日本をベタ褒めしているわけではない。教育面を中心に日本にも苦言を呈しており、読後の印象はせいぜい「6勝4敗」だ。

 担当編集者、間渕隆さんは「日本を誇る本は売れるので著者と相談の上、少々盛って『7勝3敗』とする予定だったが、ゴロが悪いので『8勝2敗』にした」と種明かしする。「00年代半ばまでは欧米人と結婚した日本人女性が日本の情けないところを指摘する本が売れていた。07年、デュラン・れい子さんの『一度も植民地になったことがない日本』が20万部を超えたあたりで潮目が変わった。震災がその傾向に拍車をかけた」

 昨年は「呆韓論」など韓国や中国をたたく書籍が多くベストセラーに入り、「嫌韓・嫌中本ブーム」として注目された。「読者も飽きてきた」(間渕さん)ところで盛り上がったのが、今回の「日本礼賛本ブーム」だ。ネット上では「ヘイト本ブームと表裏一体」「まるで“愛国ポルノ”」などの批判の声もある。

 もっとも間渕さんは「日本礼賛本=嫌韓・嫌中本の裏返し」という図式には懐疑的だ。「愛国心を動機に読む人だけなら数万部止まり。16万部も売れません。確かに1冊目は最初、産経新聞の読者層や嫌韓・嫌中本を読む50、60代男性に売れた。しかし読者層は広がり、2冊目は女性にもよく読まれている」

 多くの読者を引きつけるには、もっと別の理由があるということか。

 過去にも、日本や日本人をたたえる本が売れた時代はあった。「『日本人論』再考」の著者で東大名誉教授(文化人類学)の船曳建夫(ふなびきたけお)さんは、その手の書籍がブームになる背景には常に「不安」があったと指摘する。「明治維新以来、国が苦境にある時も右肩上がりの時にも、日本人論は日本人がアイデンティティーに不安を抱えた時代に流行し、不安を癒やす『安定剤』の役目を果たしてきました」

 船曳さんによると、日本人論ブームの第1期は日清・日露戦争の富国強兵の時期の「武士道」(新渡戸稲造著)や「代表的日本人」(内村鑑三著)など。西洋の先進国と比較し、日本をポジティブに評価しようとした外向きの時代だ。第2期は29年世界恐慌から開戦ごろまで。九鬼周造の「『いき』の構造」など「日本は非西洋である」を前提に日本の伝統に価値を求めた内向的な時代。

 ◇出版側「自主規制」も

 第3期は敗戦から経済復興までの半世紀。「『菊と刀』から『ジャパン・アズ・ナンバーワン』まで、右肩上がりでも『これでいいのか』という不安を背景に、長く日本人論が読まれてきた」と船曳さんは言う。「今回は第2期に似ている。第2期の不安の相手は西洋だったが、今は中国や韓国を意識している点が特徴。人口減など将来に不安を抱えた日本人が未来に明るいものが見えないゆえに、古来の伝統や西洋人からの評価に価値や癒やしを求め、日本人、ひいては自分自身のアイデンティティーを守ろうとしているのでは」と分析する。

 一方、このブームは出版現場に影を落としているようだ。

 中堅出版社の編集者は「売れる売れないだけでなくイデオロギー面でも自粛ムードが漂う。安倍晋三政権批判や、中国や韓国に好意的な本の企画が『反日』出版社というレッテル貼りを恐れて通らない。ジワジワと自主規制が広がっている」。

 サブカルチャーをけん引する太田出版の前社長で、今は生活クラブ運動系シンクタンク「市民セクター政策機構」で隔月雑誌「社会運動」を編集する高瀬幸途さんは、「批判的な知性こそが90年ごろまでの出版文化の背骨を支えてきた。しかし今は自国に批判的な言説は読者に嫌われる。編集者は広告代理店のようにデータ分析し、手を替え品を替え売れ筋を狙う。結果、肯定的言説の本があふれ、編集者も読者もそこに溺れている」と語る。

 日本礼賛本を「自己啓発本の変種。不安な時代に自己否定的にならず、自己肯定するための実用ツール」と見る高瀬さん、「本は本来、内面の反省を迫る存在だったはずなのに」と懸念する。

 船曳さんからはこんな一言も。「適度なお国自慢は望ましいが、『いいことだらけ』とか『世界で一番』とか、他国を見下すところまで行くと、排他的になり、社会は劣化する。自国の首を絞めます」

 日本を礼賛し過ぎて、自国の足を引っ張ったのでは笑えない。


セシウム汚染水、外洋流出=福島第1建屋から排水路通じ-調査公表せず・東電 (時事通信) : 「東電は汚染水の外洋流出を昨年4月までに把握し、調査を続けていたが、公表していなかった。」 「この排水路は外洋に通じており、出口付近の放射性セシウムの濃度は高い時で1050ベクレル、ベータ線を出す放射性物質も同1500ベクレル程度が測定されていた。しかし、東電は24日までこれらの数値を明らかにしていなかった。」   

niftyニュース
セシウム汚染水、外洋流出=福島第1建屋から排水路通じ-調査公表せず・東電
2015年2月24日(火)20時43分配信 時事通信

 東京電力は24日、港湾外へつながる福島第1原発の排水路の一つが、放射性セシウムなどによって高濃度に汚染された建屋の一部とつながっており、放射能を含んだ雨水が外洋に流出していたと明らかにした。東電は汚染水の外洋流出を昨年4月までに把握し、調査を続けていたが、公表していなかった。

 東電によると、問題の排水路は1~4号機原子炉建屋のすぐ西側にある。2号機原子炉建屋の「大物搬入口」と呼ばれるトラックなどの出入り口部分の屋上とつながっており、屋上部にたまっていた水から1リットル当たり放射性セシウムが2万9400ベクレル検出された。ストロンチウム90などのベータ線を出す放射性物質も同5万2000ベクレル含まれていた。

 この排水路は外洋に通じており、出口付近の放射性セシウムの濃度は高い時で1050ベクレル、ベータ線を出す放射性物質も同1500ベクレル程度が測定されていた。しかし、東電は24日までこれらの数値を明らかにしていなかった。 



辺野古過剰警備に抗議 那覇市議会 : 政府・沖縄防衛局の埋め立て作業の即時中止を求める意見書案を賛成多数(賛成33人、反対4人)で可決。

東洋経済が「非正規社員の多いトップ500社」を発表しているが、福島第一原発の労働実態もデータ化できないものか。7~8次請けの労働者が中間搾取される構造は、正規・非正規の格差どころじゃない。— 盛田隆二